「保険証番号と口座番号を教えてください」高齢者がターゲット「国勢調査詐欺」の悪質手口 その1
居住地や就業状況などを尋ねる5年に1度の「国勢調査」。実に面倒なものだ。その面倒さを悪用して詐欺師も暗躍した。「国勢調査の者です。保険証番号と口座番号を教えてください」と、そんな電話が大阪府の80代女性にあったのは、9月20日午前中だったという。女性は不審に思って「よく分かりません」と電話を切り、金をだまし取られることも情報をきき出されることもなかったが、同じような被害は島根県や千葉県など全国で多発していて、自治体が注意を呼びかけていたという。国勢調査は地域の人間が用紙を持って回るので電話をすることはないし、そもそも、調査は用紙に書くことで行われる。今年からはインターネットでもできるようになったが調査員に直接答えることはない。そんなことをしたら、それこそ、プライバシーの侵害だ。それに、口座番号などという金銭に関係したことを調査するはずがない。この人は怪しんで電話を切ったというが賢明だた。怪しげな電話は切るのが一番だ。
特殊詐欺は悪質だが、もっとも悪質な詐欺は健康を奪う詐欺だ。
必要もない検査や投薬で儲けることが当たり前になっているから診療報酬詐欺が起こりやすい。これは昔からのことで昔「レントゲン医者」という言葉もあった。儲けるためにすぐレントゲンを撮らせるからだ。今でもこの傾向はある。新型のレントゲン撮影機を入れるとどんどん検査をしたがる。私立の病院に限らないしレントゲンだけに限らない。科長と言ってその診療科の責任者になるとCTはこれだけとれという指示もされたりするという。昔息子が医大受験の年になったので盲腸の手術を連発した開業医もいた。盲腸だから手術しないと危険だと言われればちょっと腹が痛いくらいでも手術を受けてしまう。盲腸自体は切除しても大きな障害は起きないから金儲けには最適の手術だ。実際に診療を行っているから診療報酬のごまかしではないが不必要なものをしているという点では似ている。それに盲腸の手術でも危険がないわけではない。さらに、当時、不必要と言われていた盲腸(正確には虫垂)も今では合った方がよいと言われている。
やってもいない診療報酬を得ようとするのはさらに悪質で診療報酬のごまかしはやりやすいからやくざが手を出して関係者も逮捕されている。不正請求で現役の医師が逮捕されたこともある。だが、捕まらない医師の方がはるかに多いだろう。不正請求しなくても、高額の薬を山ほど出せばキックバックで高級外車が買える。医者は裕福ということであこがれる人は多い。特に看護師が多い。玉の輿だから。だが、それこそ、魂を悪魔に売って裕福になろうとするのと同じだ。必要以上に薬を出さないにしても、院外処方箋料金が高いから、患者は今までより院外薬局で高い金を払うことになっている。これが、院外処方箋制度が導入された本当の理由だ。だが、知らない人の方が多いだろう。
もちろん、優秀で信頼できる医師も多い。問題はそういう医者に巡り会えるかどうかだ。だから、治療を受けるということは命をかけた危険な博打みたいなものだ。
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