ブレイクアップオーケストラ
宙(そら)を裂いてあふれるメロディ、
ぼくにだって止められないよ
芸術はばくはつだ!!
(大きいサイズはコチラ )
こんばんは、9nsk.です。
暦的にはすっかり芸術の秋ですね。そんなわけで9月の新作です!
今回のテーマはオーロラブレイクアップ。
オーロラブレイクアップとは、空の一点から光が噴出して、オーロラが全天をおおう現象のこと。その名前のとおりまるで天が裂けて爆発がおこったように激しくオーロラが広がるんだそうです。
かの有名なギリシャの哲学者アリストテレスも、オーロラを見て「天の裂け目から吹き出す炎」と表現したんだとか。
そんな全天に広がるオーロラを楽譜に見立てて今回の作品が生まれました。
天の裂け目から吹き出す楽譜にさそわれて集まるさまざまな動物たち、
星のコンダクターが指揮をして、ほんのいっとき、ブレイクアップオーケストラのはじまりはじまり....。
ちなみにこの現象がなぜ起こるのかについてはまだ定説らしい定説はないんだそうです。
「空からの手紙」なんて呼ばれているオーロラのことですから、もしかしたら本当になにか強いメッセージ性をもった現象なのかも…!と考えると楽しくなってきてしまう9nsk.でした。
わたしの絵では表現できないほど鳥肌ものの現象なので、ぜひ実物を見てみて欲しいです!
参考までに動画をひとつ…★
くじゃく星のつくりかた+ざっくりメイキング!
ぼくらは陽気なパイロテクニスト
くじゃく星、にじ降らせ!
こんにちは、9nsk.です。
愛用しているPCの不調が原因で更新にだいぶ間が空いてしまいましたが、8月の新作です!
今回のテーマはスペースデブリ。
スペースデブリとは、役目を終えた人工衛星などの宇宙開発で生まれてしまった宇宙にちらばるゴミのことです。
小さなものから大きなものまで、地球の衛星軌道上をなんと4,500トンものスペースデブリが周回しているのだそうです。
地球をすっぽり包むゴミの川、あんまりいいイメージではないですね...
そんな深刻な問題になっているデブリたちを、綺麗なくじゃく星にかえて空に流してみたらどうだろう?と思い立ち、このイラストが生まれました。
くじゃく星、にじふらせ! 、わたしのダストトレイル論 、円かいて、縁! ですっかりおなじみとなったくじゃく星がどんなふうにして作られているのか?が今回のストーリー。
舞台は宇宙。
陽気な花火師たちはたくさんのデブリを引き連れてパレット衛星へ招きます。
パレット衛星によってにじ色の星くずに生まれ変わったデブリたち。
そんなデブリをいっぱいに吸い込んで、くじゃく星はきらきらと温かくひかるのでした...。
実際のデブリ問題は対策こそされているものの、これ以上ゴミを出さない増やさないというのが最良の策なんだそうです。
大気圏を越えて宇宙に飛び出す技術なんか作れるんだから、ゴミを美しいものに変えることだって出来そうなもんだけどなぁ、としみじみ思う9nsk.でした。
おまけ!
ほんとうはTwitter用につくっていたメイキングなのでとってもシンプルでざっくりしているのですが、
使わないままお蔵入りさせたらもったいないオバケが出そうな気がするのでここに掲載したいと思います。
あーこんな感じで描いてるんだなぁというのが少しでも伝われば幸いです。
1、イメージする。
こんなのが描きたいという衝動のままに描いてます。
今回はデブリ、くじゃく星の誕生というのが一番最初に浮かびました。
2、デザインする。
上のイメージイラストではすっぽんぽんだった女の子の髪型や衣装を決めます。
今回は星っぽいデザインにしたいなぁと思ってこの衣装に決めました。
1のイメージと比べるとだいぶもっさりした構図・配置になりました。
ぐるりと円を描くような構図が好きなので今回もそんな感じに。
4、塗っていく
塗る順番は作品によってまちまちですが最初は淡い色、
徐々に濃い色を入れていくのは全作品共通です。
1つのパーツの手順を追っていくとこんな感じです。
これを踏まえて隣の色との相性、グラデーションを意識して塗ったりしています。