雨恋ハイドレインジア【完成!】 | Capa latte co*

雨恋ハイドレインジア【完成!】


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はい。今回は紫陽花(アジサイ)をモチーフにした作品に挑戦してみました!
タイトルのハイドレインジアは紫陽花の学名で、水の器という意味なんだそうです。


紫陽花の中でも、ガクアジサイというアジサイの原種をモデルにして描きました。

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↑これがそのアジサイをスケッチしたもの。お粗末なスケッチで申し訳ない(汗)
よく見かけるまあるいアジサイと違って中央の小さな両性花装飾花が額縁が取り囲むようにして咲いていることから、ガクアジサイと呼ばれているんだとか。

Q:両性花、装飾花とはなんぞ?

A:よく見かけるまあるいアジサイ(セイヨウアジサイ)のおしべとめしべは退化していて、生殖機能がないんです。
生き物の本来の目的でもある生殖機能を持たない花はお飾りの花という意味で装飾花と呼ばれています。

その逆、一つの花におしべとめしべが揃っている花は両性花と呼ばれています。


セイヨウアジサイの花はほとんどが装飾花のみなのですが、ガクアジサイは両性花装飾花の両方が備わっています。

Q:どうして両方の花が咲くの?


A:きゅんのお粗末なスケッチを見ても分かる通り、ガクアジサイの両性花は小さくて目立たないんです。なので、どうにかして「ここに花があるのよ!」と花粉を運んでくれる虫達にアピールしなければなりません。
そこで両性花に代わって虫たちにアピールするのが大きく華やかな装飾花、というわけです。うまいことできた世界だ!


そんなうまいこと出来てる花、ガクアジサイの両性花を水底の遺跡にみたててきゅん風アジサイワールドを展開してみました。
水底の遺跡が忘れ去られてしまわぬよう周りを彩る装飾花たちが「ここにあるよ」と存在を伝え続ける…的なストーリーになっております。


遺跡を見つけた二人のかっぱ(河童と合羽/笑)と一緒になって、新たな発見を楽しんで貰えたら幸いです*