ATMにてお金を引き出そうとしたところ、カードが入らない。

僕はSuicaを必死に投入しようとしていた。




脳が疲れたのだろう。

本日、通し稽古を二回行った。

後にも先にも、かくもハードな一日は今日だけである。

よって、とても心地好い疲労感に包まれている。



稽古を重ねていると、舞台上である使命感にかられることがある。

それは鎮魂の使命である。



芝居は所詮芝居。

しかし実は、僕らが演じている人物は、かつてどこかで必死に生き、この台本通りの言葉を吐き、そして死んでいった実在の人間かもしれない。

そして彼等が、今の僕らにそれを「語らせて」いるのではないか。

ならばその死者の為に、全身全霊で舞台に立たなければならない。

絶対的責任感とでも言えば良いのだろうか。

とにかく、そんな風に鼓舞される瞬間がある。

本日二回目の通しの際、その瞬間が訪れた。



何だかキザッたらしい文章だ。

夜の気分で執筆中につき、ご容赦願いたい。

意中の人に夜メールして、次の日見返すと「ダサッ」てなるヤツだ。



いよいよ明日初日。

良き日になりますよう。

キャスト、スタッフ共に欠員無く臨めることを非常に有り難く思う。



にしても怖い。不安だ。


しかし一番不安なのはこの二人だろう。


↑打ち合わせ中の角野氏とアコーディオン奏者の杉山氏。


この二人……。

前説担当なのである。


是非ともお客様の心をガチッと掴む前説を期待したい。

全ては前説にかかっている。
(プレッシャーはこれ位にしよう。)


因みにとてつもなく面白い抱腹絶倒の前説になっている。
(プレッシャーはこれ位にしよう。)




皆様、くれぐれもお気を付けてお越し下さい。

お客様とかけがえのない一日を共有出来ることを座組一同、心より楽しみにしております。


それでは劇場でお待ち申し上げております。



ビローン役
釆澤靖起