こんにちは

 

昨晩投稿した前記事最後で予告しましたように、

 

標記について以下で綴りたいと思います。まずは三部作の流れですが、各回の区分は初回放送日程に準じます。

 

<11/2 大津・伏見編 >

・三条大橋は石柱橋としては日本初で天正年間に設けられた

・大坂に繋がる東海道五十七次

・五十三次と五十七次の分岐は大津宿の西で、伏見と三条

・大津絵、版画ではないが大量生産できて安く買える街道土産の鬼の絵

・朝廷と大名の接触をふせぐための伏見回り

・家康は幕府を開く前後の本拠が実質伏見だったので最大の宿場に 御三家の祖は伏見生まれ

・伏見では蒸しようかんが日持ちするように練りようかんが開発された

・街道沿いかつ港の近くに立地する菓子屋の名物として全国へ

 

<11/3 淀編>*大河ドラマの枠を考慮して28分に短縮

・淀競馬場の中央の池にある湿地帯の面影

・競馬場の名物淀の坂は秀吉が設けた人工堤防にコースがかかることでできた

・徳川の権威を示す淀城

・石清水八幡宮の合金雨樋は信長の奉納によるほどの信仰対象

・京都を南西側から一望できる石清水は淀川狭小部を作る山に位置する要衝で淀城は防衛拠点

 

<11/4 枚方・大坂編>*28分に短縮

・五六市の命名に56番目の宿場の名残を留める枚方宿

・淀川の川辺の宿では江戸からの旅人は泊まらないので、宴会宿やくらわんか舟(水上マーケット)で売られたごんぼ汁での客寄せ

・秀吉が築いた堤防上の街道に沿った守口宿

・終点で大坂中心部と大阪城を繋ぐ高麗橋

 

かつてのレギュラーとの違いについて、以下のようなメモも残っていました。

 

・語りはあいみょん、タイトルBGMも変更(ぼくらが旅に出る理由 小沢健二)

・アシスタントは広島局若手の佐藤茉那アナウンサー

・タモテ箱の代わりに巻き物を使っている。

・かつての様子の再現アニメが復活したようで、かつてのレギュラー初期の桑子真帆アナがアシスタントの頃に多用されたもののを多く取り入れる傾向にある。

 

メモには残っていませんが、当時の為政者がどのように街道の機能を規制しようとし、その中で地元の経済活動等がどのような工夫をしていたか、それが現在の地元名物等にどう繋がるかに重点を置いた構成が特徴と捉えていたようで、昨晩の記事に通じるものを感じていたようです。

 

その意味では、街道を題材とすると人文の要素が強くなって相対的に自然の要素が弱くなる、そして放送時間枠が小さくなるとその傾向が強くなるのはあるでしょう。

 

番組の扱いについて何か方針が変わったのかも知れませんが、貴重な教養バラエティーとして、回ごとの趣旨の違いは今後も一つの楽しみ方なのかも知れません。