いいものとの出会いは、調子がいい時よりも調子が悪かったり落ち込んだりしている時のほうが起こりやすかったりします
なぜなら、その出会いで自分に強烈な変化が起こるから
先日、アドラー心理学の講座に参加した時のこと。
グループのメンバーの一人の方の元気がなくて、とてもお疲れの様子でした。
「忙しくてやりたいことが後回しになってしまい、この1か月何をしていたのか覚えていない」と話されていました。
他のメンバーからその方へ、労りの言葉やアドバイスがあり、講座は進んでいきました。
その後、あるワークが行われました。
それは、小さい頃のプラスの記憶(ワクワクしたこと、夢中になったこと、楽しかったこと)を思い出してペアになってお互いで「何がよかったのか」「現在に生かされていることは何か」を聞くというワーク。
そのワークをしている時、教室中は笑顔で溢れてとてもいいムード
私も小さい頃のワクワクしたことを話している間、その時の気持ちが蘇ってきて体がポカポカするのを感じるほどでした
そして、シェアの時。
周りの人たちの表情はワークをする前よりもすごく明るくなっていたのですが、
このワークで一番心を動かされていたのは、なんとあの元気のなかったメンバーの方でした
ワークの時間は30分程度。その短い時間ですごく元気になって「私、こんなことを楽しいって思っていたんだって思い出しました。明日から仕事に生かしていきます。」と、目をキラキラさせながら話されていました
自分自身が強烈な変化を体験することで、「この素敵なものを活用しよう。他の人にも伝えよう。」って、一歩踏み出すことができるわけです。
私も、とても苦しかった時期に得たことが今に生かされていて、本を書くチャンスまでいただきました
星って実は昼間も空で輝いているんです。でも、明るすぎて見えない。
星の美しさは暗闇だからこそ感じることができるんです
調子が悪い時は、素敵な出会いの前触れですね