地元福岡県八女市に愛される、そして地元八女市を愛している「和太鼓童衆〜warabeshu〜」。
公演開催の延期を決断して、
当日無観客で、この日の為に作製した衣装を来て、
誰もいないホールで力いっぱい演奏しました。
地元に根付く、そして地元に応援されているグループだからこそ出来る決断だったと思います。
チケットが完売している公演を延期と言えど、断念する決断は中々出来ることではありません。
天晴れの一言です。
コンサートを開催する、しないは、それぞれの考えがあり、それぞれの判断があると思います。
アマチュアだからこそ出来る決断もあると思いますし、プロとしての決断も必ずあります。
「自粛!自粛!」と声高らかに連呼される毎日。
私たちを含め職業として和太鼓を音楽を選んだ者にとって、真綿でじわじわと首を絞められているような一年でした。
でも
従わなければならない。
早く昔みたいに戻れるならという希望。
関係してくださる方たちを守るため。
強がり。
色んな気持ちがごちゃ混ぜになって、気持ち悪くなって、でも進まないといけなくて。
今アトリエスカイ、そして自分たちに出来ることは、関わってもらっている人たちに「目標」を作ること。
平常に戻るその日まで、とにかく、もがいてもがいて。
全国の和太鼓関係、音楽関係の全ての皆さんが同じように苦しんでいます。
「乗り越えましょう」という言葉は聞き飽きました。
畑を耕す行為、作物を収穫する行為と、
演奏して沢山の方に聴いてもらう行為は、生産者にとって「生きる為に必要な行為」だということを、少しでも心のどこかに置いていただけると、私たちは前に進めます。
それぞれの決断に、事を行う者の心に確固たる信念さえあれば大丈夫だと思います。
そして私はその方々に賛同します。
頑張りましょう。