LAでの波乗りもあとわずかとなってきた。6月21日に最終的にLAを発つ。引越しの手配もした。6月18日に引越し業者がサーフボードも含め、荷物を撤収するので、サーフィンができるのは17日までということだ。ちなみに、なんだかんだでサーフボードは5枚もある・・・。
LAで一番良かった波は、昨年の2月だったか、3月だったか、チャーチというサンディエゴに近いポイントで頭くらいの波だったとき。平日で、授業が終わった午後からクラスメートといった。平日だから人も少なくて乗り放題。結局日が沈むまで5時間もサーフィンしてた。レギュラーに割れる波で、パワーもスピードもショートボードの僕にはちょうどいい感じで、かといって大きすぎず、小さすぎず、ベストな波。それでいて、波が続いていってロングライドできる。まだ後1ヶ月ほど残っているけど、あれほどの波はないだろうな。この時一緒に海に入ったクラスメートとも、5時間チャーチと伝説のように語り合う。
先々週はストームの影響で大荒れ。逆に先週は腰程度の穏やか過ぎる波。サーフィンって本当に難しい。スノーボードとサーフィンは同じようなものだと思っている人が多いけど、全く違う。
例えば、スキー場はあってもサーフィン場ってない。あるのは、ポイントだけ。スキー場はお金払って、リフトがあって、順番があって、技量に応じたコースがあって、何よりお客さんとして遊べる。でも、サーフィンは、お客さんになることがない。リフトはないから、自分でパドルして沖まで出る。はじめたころは、これでつまずく。というか、サーフィンやりたいっていって一緒にいっても、半分以上の人はここで挫折してやめてしまう。
沖にでられるようになっても、波が大きすぎたり小さすぎたり、自分にちょうどいい波がくるとは限らない。自分にちょうどいい波であったとしても、他のサーファーに波を取られずに乗れるとは限らない。
毎週のように波乗りをしていても、「今年1年でどんないい波に乗った?」と聞かれると、本当にいい波に乗れたと思うのは1年に1回か2回くらいだろう。今日は良かったなと思っても、じゃあパーフェクトかといわれると、いついつの方がよかったなとか、いい波を何本か逃したなとか、いろいろ不満が出てくる。せっかく海に入ってもストレスだけ溜まるということもある。
じゃあ、なぜ波乗りなんてやってんの?という素朴な質問に行き着く。なぜなんだろうね。年に1度か2度のウヒョーっていうあの感覚を味わいたいから、というのと同時に、波に飲まれて苦しい思いをした時の悔しさというかな波に負けてられないという気持ちからなんだろうな。
こんなタフな波乗りだから、波乗りをやってる社会人仲間の結束は強くなる。波乗りというと、世間ではちょっとヤバイ人たちがやっているとおもわれがちだけど、僕のサーフィン仲間は、銀行員、商社マン、電機メーカー、自動車メーカーなどに務めている。みんな、それぞれ仕事は違えど境遇は一緒。仕事が忙しくて深夜まで仕事やっていようとも、金曜日に飲み会があろうとも、土曜日の朝6時に家を出て海に向かう、こんな妙な結束ができる。
商社マンの友人の一人は、数年前にチリに赴任した。2年前の夏に彼の元へ遊びにいったら、「当然、行くでしょ?」と3MMのウエットスーツを渡されて、真冬のチリの海に入った。風邪引いたけどいい思い出。
僕は、ペルーでもパナマでもコスタリカでもサーフィンをしたけど、ペルーとコスタリカの波乗り情報はチリ駐在の友人、パナマはパナマに駐在経験のあるメーカー勤務の友人にいろいろと教えてもらった。
もうすぐLAでの波乗り生活が終わると思うと寂しい。なんだかんだいっても、ずーっと永遠に続く続くビーチや、2、3メートル先まで近づいてくるイルカの群れやアザラシたちとサーフィンをするなんてことは日本では無理だもんね。
でも一方で、日本の仲間とまた毎週のように波乗りに行きたいな、という気もする。