昨日の最低気温「-19℃」。

いきあう人たちの挨拶はすべて
「今日は、寒いねぇ~。」

正確に言うと「今日も・・・。」であるが、すでに感覚がマヒしつつあり、「-10℃」ぐらいでは暖冬にははいるのだろう。

そんな、寒い日が続くが、唯一の楽しみ?がこの校庭リンク。

小さな村役場の悠々日記-校庭リンク


かつては12月中旬には結氷した校庭リンクであるが、ここ近年は温暖化の影響もあり、年を越すこともある。
今年は、辛うじて年末に滑走可能となったが、リンク作りには相当苦労があった。

校庭リンクを作るのは、PTAの施設厚生部の皆さん。
この校庭リンク作りが過酷のため、「施設厚生部だけは・・・。」という人もいる。

氷づくりが始まるのは、12月初旬。
毎日、気温がマイナスにある夜中から作業が始まる。
照明器具がないため、車のヘッドライトで照らしながらの作業になる。

かつては、徐々に気温が下がり、きれいに結氷していたが、最近は「ゲリラ的暖冬」や「真冬の降雨」などありえない気象条件もあり、昔のようにはいかなくなった。

しかし、施設厚生部の皆さんの苦労もあり、見事に結氷。

毎日、子供たちはスケートを楽しんでいる。

この校庭リンクは、学校の授業以外にも、スケートクラブに入る前の保育園児の秘密訓練所としても使われている。

これまでもオリンピック選手や世界選手権日本代表、昨年も世界ジュニア選手権に2名の選手がこのリンクで育っている。
まさに「氷上 虎の穴」。

4年後、8年後、12年後、この「虎の穴」出身の選手がオリンピックで活躍する姿を楽しみにしたい。