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平清盛と祇王。

白拍子：歌や舞を演じる芸能者・祇王

『萌え出るも　枯るるも同じ　野辺の草

　　いずれか秋に　あわではつべき』

ー祇王御前ー

天女のような若い１７歳少女の舞と歌声。

寵愛され玉の輿と羨ましがられた３年間。

新人白拍子１６歳の仏御前、綺羅星のような少女。

清盛へご挨拶。

「君を初めてみる折は　

　　千代も経ぬべし姫小松

　御前の池なる亀岡に　鶴こそむれいて

　　あそぶめれ」ー仏御前ー

（あなたに初めてお会いして、私の命は千年も延びるでしょう。庭の池にある島に、めでたい鶴が群がり遊んでいるようです）

若い！綺麗！賢い！歌も踊りも秀でてる。

祇王御前から仏御前に簡単に気移りの清盛。

祇王御前を追い出し仏御前が寵愛対象に。

誰だって歳をとればそれなりに老けてくる。

芸能に磨きがかかっても、いつも傍にいられたら飽きがくる。

美女でも美男子でも年齢を重ねてくればそれなりに・・・。

新しく芽を出す草も、枯れていく草も、同じ野原の草です。やがて秋になれば、枯れてしぼんでいくのです。

『萌え出るも　枯るるも同じ野辺の草　

いずれか秋に　あわではつべき』祇王

小野小町だってクレオパトラだって楊貴妃だって80,90歳まで生きていれば、シミとシワ、歯は抜け落ち、白髪頭に猫背、腰曲がりの、よぼよぼ婆さんへ。

男だって同じ

「いつまでも　あると思うな　若さ金」

ー河上佳音ー

読んで下さって(人''▽｀)ありがとう☆ございます。

平家物語よりⅡ