停電の列車は…。
そうだ、今日は靴のヒモもカバンのヒモもゆるめに結ぼう。
閉まりかけのドアも今日は 急ぐことない。君の元へ 旅に行こう。
乗り継ぐ列車に 起こるトラブルも… 津波のように押されるギターも
この長い道のりを歩み 君はつよくたったんだろうなぁ
「まだかなぁ…。」 「停車、待ち時間も いらない…。」
でも、停電だ。 まるで世界は二人を離すよう、拒む様に…
けれど僕は 歩んでいく。
君が愛しくて…。
君に逢いたくて、 慣れない日々に戸惑っただろう。
君が恋しくて…。
僕はまだ揺られて、 眠れない夜もあったでしょう。
妙に晴れた日々も 夜は寒いんだって ラジオが喋ってた
窓の外はいつも 人も 変わる町並みも 長い歴史を感じるよ。
列車が急に動き出した。 目を覚ました外は夜だ 乗り間違えてはいないのに。
すぐに止まっては走る。 余裕の旅が落ち着かない、不安なボクがここにいた。
でも、停電だ。 まるで世界は二人を離すよう、拒む様に…
けれど僕は 乗り間違えない。
君が愛しくて…。
君に逢いたくて、 怖い夜だから、僕がいればいいのに
君が恋しくて…。
僕はまだ揺られて、 不安な君の元へ…。
君が愛しくて…。
君に逢いたくて、 慣れない日々は無くなるように
君が恋しくて…。
僕はまだ揺られて、 ゆっくり、ぐっすりと…。
眠れるように…。