久しぶりの更新です。

※今回は、暗い内容のブログになりますので読みたくない方はスルーしてくださいね。









前回のブログから3ヶ月が経とうとしています。

母が亡くなりました。

進行性の小細胞肺がんで、抗がん剤治療を1クール終えたのですが食欲が戻らず体も弱り、予後1~2ヶ月と言われていました。

母の病気がわかってから、覚悟という強い気持ちを持ったり何度も手離したりしながら闘病生活を支えていました。
支えていた、って自分で使う言葉じゃないかもしれません。

私がただ、ただ、母の顔を見て安心したかった。


はじめの頃は、自分、自分で過去のこと(幼少期)を振り返っては、なかなか自分のことと母の病気のこととの折り合いがつかず、おばに注意されていました。

自分のことは後じゃない?…と。


その一言に一度はムッとしながらも、今ここで母ときちんと向き合わなければ、一生後悔するかもしれないと、けじめをつけることができ

できることはやった、やりきった、と思えるような葬儀になりました。


あんなに煩わしかった電話も、

「あんたの好きな物買いなさい」と言ってくれたスーパーの買い物も

私の名前を優しく呼ぶ母の笑顔も


私はこれから何度も何度も思い出しては、心を揺さぶられることでしょう。


今まで、自分が何も持たない・持てない・持っていないことは、母のせいにしていました。

関係のないことかもしれませんが

自分がしっかりすればいいと強く思えば、誰かにその考えを押し付けて清々しい気分になったり

自分が見つからない、と騒ぎながら
許せないことや嫌なこと
好きな物や落ち着く時はこんな時、と欠片じゃない確かなものに気づいたり。


自分の器以上のものを手に入れようと、取り繕うことに躍起になってた気がします。


どうしたって、今の自分からスタートすることでしか積み重ねて行くことはできないのに。

なんだろう…
わからないことを、タダで教えて
貰おうとするズルいやつでした。

優しい人たちに囲まれすぎて、
いつの間にか私は弱くなってしまいました。

強くありたい、ってずっと思っていたのに。


母の初七日が終わり、
相続の関係やアパートの退去やらで
まだひと息つく余裕がありません。


湯船に浸かり、洗濯機のスイッチを入れて日常を取り戻す。
取り戻そうとしないと、日常のスピードに追いつけない。


残された人達は、生きていかなければならないのですね。


そんなこんなで、私の悲しみに明け暮れる日はいつやってくるのかわかりませんが

ふと、ブログを読んでいただいている皆さまに近況をお伝えしたいと思ったのでした。


これからの私の成長を温かく見守っていただければと思います。