75歳まで玄徳のそばで戦いつづけた黄忠。
無鉄砲なくらい単身で何度も敵陣に向かってきた黄忠。
関羽の仇を報ぜんと、呉に攻め入る蜀軍。
その戦で、
また、わずか十騎引きつれて単身乗り込んだ黄忠も、ついに退路を断たれてしまいました。
おびただしい出血と老衰に、悶える黄忠の背中を撫でる玄徳。
「‥‥陛下(玄徳)のような高徳な御方のそばに、七十五歳のこの年まで、久しくお仕えすることができたのは、実に人と生れた冥加この上もありません。この命、なんで惜しむに足らん。ただ、龍体を守らせ給え」
黄忠の最期の言葉。
泣ける

もう読みすすめるのがつらいです。