東日本大震災から今日で1年。


新聞・テレビはじめ、
震災から1年の報道がされています。


あちこちで防災関連の商品が売り出されています。

街頭では募金活動や
デモが行われています。

そして黙祷を。



忘れられないし
忘れてはいけない。



誰かが言っていました。
「まだ1年という人もいれば、もう1年という人もいるでしょう」


「やっと1年」

私はそう思います。


東日本大震災は多大なる被害を与えました。

地震
津波
火災
液状化現象
原発
経済



東日本大震災の前に
私の第二の故郷であるニュージーランドでは2度に渡る巨大地震に見舞われました。

クライスチャーチのシンボルである大聖堂の崩壊。
古い家屋の残るこの街は、耐震強度の弱い建物がことごとく崩壊しました。

同じ島国で
海にも近いクライスチャーチが
それでも津波に襲われなかったのは
本当に不幸中の幸いです。


日本も
地震だけだったら
あるいは
ここまでの被害にはならなかったのかもしれません。

原発問題がなければ
あるいは
復興がもっと早かったのかもしれません。


嘆いても仕方のないことなので
私たちは
私たちのできることを1つずつ
前を向いて歩くことだと思います。
そして強く生きていくことだと思います。



改めて
ひととひとの絆というものを考えました。

国境を越えて。


震災から復興もままならないニュージーランドにいる友人から、
東日本大震災の直後、
私と私の家族を気遣うメールがたくさんきました。

ニュージーランドという国から
日本へ
救援活動すべく、
たくさんの方が来ました。


自分たちのことでも精一杯であるはずの彼らが
どうして手を差し伸べることができたんだろう。

同じ状況になったとき
私にはそれができるだろうか。




私はこの1年で何をしてきただろう。


日々追われる中で
見失ってはいないだろうか。



東日本大震災により
お亡くなりになられた方へ御冥福をお祈りするとともに
被害に合われた全ての方へ、1日も早い回復をお祈りします。