がんば○●○●○●○●○● 2016.9.2.




あんなに暑かった夏も終わり、

頬をなでる風に秋を感じる朝夕になってきました。



先の台風10号で

災害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。



今回の被害も「想定外だった」という声を聞きました。

自然を相手に、どれだけの備えをしたらよいのか、

「これでよし!」ということはないといってもよいのでしょう。

せめて隣り近所や地域で力を合わせ、

どう起こりくるもしれない「まさかの事態」に

対処していったらよりよいのか、

ひとつずつ確認・情報交換をして

備えを継続しておきたいものですね。




運動会


応援団 NO.213


2学期は全力でぶつかりあう!





 
2学期が始まりました!

9月1日の朝は、

お子さんは元気に「いってきます!」といって

学校へ飛び出していたでしょうか?


なかなかこの初日を

よい気分で迎えられない子も

全国には少なからずいると聞きます。


そのために月に一度の土曜学校を

夏休み終わりに登校日として設け、

子どもたちの気持ちを学校へ向けるという

取り組みもいろいろな学校で

始められているようですね。


教育の流れも時代によって

その都度対応をせまられているようで。

現場の先生方の悲鳴が聞こえてくるようで。


「子どもたちのために」という点では

変わらないことを切に願います。



2学期という時期は、

夏休みをはさんで

1学期に積み上げてきたものをもう一度呼び起こして、

さらにいろんな行事を通して、

「仲間」や「クラスメート」、

「友情」などをはぐくみながら大きく成長する時期です。


もちろん1年で最も長い学期ですから、

学ぶことも盛りだくさんになってきます。



そんな2学期です!

ここはひとつ、

おうちの方もいっしょになって

お子さんと「全力でぶつかっていくんだ!」という気持ちを大切にして、

毎日を過ごせますようにと祈っています。



特に6年生は、

小学校生活最後の2学期!

何をしても「小学校生活最後」には違いないのですが、

運動会に始まり、修学旅行、合唱発表会など

行事が盛りだくさんです。


そんななかで、

ついつい大人は前もっていろいろ準備をしたり、

子どもたちのためにしてあげたいことも

次々と出てくることでしょう。



でもね、よく考えたら、

そういった生活もあと半年です。


中学校へ行くようになったら

「すべて自分で責任を取りなさい」という生活に、

学校生活も変わっていきます。


子ども本人もおうちの人と、

小さかった時のように

何でもおしゃべりしてくれるわけでは

なくなったりもすることでしょう。

まして高校生になったら。



中学校3年、高校3年の、

この6年間は小学校の6年間より

ずっと早く過ぎて行ってしまいます。

(うちの場合だけかもしれませんが)


となると、

子どもといっしょになって

「その日その日」を乗り越えていく

保護者の方にとっての、

まずは大きな育児・子育ての

難関の小学校生活があと半年で終わるわけです。


これは私の反省でもあるのですが、

なかなか子どもといっしょに

「その時その時」を過ごせてやれなかったことを

思い出すのです。



ちょうどおうちの方も

同じこの時期は仕事もベテランの域に達し、

忙しく毎日を過ごされていることと思います。

それにもまして6年生にまでなった子どもに

「いっしょに取り組む」

「全力でぶつかりあう」なんてことは、

そんな余裕がない時期であることもようくわかります。



しかし、「あと半年」! 

この時期でのかかわりが

今後に大きくかかわってくるように私は思うのです。

「よい親離れ」

「うまい子離れ」のチャンスなのです!


いずれ中学生・高校生になったら、

いやでも子どもは離れていきます。

親のほうが、いろいろ聞かないと自分のことを言わなくなるし、

その話し合いさえうるさそうな顔して部屋へ逃げられてしまう、

なんてことにもなるわけです。


そういう意味で、

この2学期は親子にとっては

とても大切な時期ということになります。


自分が子どもの頃を思い出してみても、

それほど小学校の時の家族との思い出などは

うっすらと片隅にあるくらいで。

まして親が私にどうかかわっていたなどということは、

ほとんど記憶にありません(そうではないですか?)



しかし、です。


親にとっては、

最初の子でも二人目三人目の子であろうと、

その子と迎える一生に一度の機会です。

それは、生まれてからずーっと続いているわけですが、

「第二成長期」を前に、

子どもの成長と変化に少しでも対応できる

心の準備をしておいてよいのではと思うのです。




自分にできなかったこと、

ちょっと後悔していることなのでよければ参考にしてください。




子どもは、放っておいても「親離れ」していきます。

しかし、親のほうがなかなか「子離れ」できにくいのではないか

と最近思います。(私だけ?)

もちろん自分も含めて、です。



私は現役のとき、

保護者の皆さんに

「親ばか、最高!」と言い続けてきました。


「親ばか」は、子どもが大きくなっても成人になっても、

親にとっては「我が子は宝物」だという証拠だと思うのです。


ただ、「子離れ」は、「親ばか」とは、

ちょっと違うような気がします。

そこが「子離れ」の難しいところ。



「子離れ」は、

親自身が子どもを信じきることができるかどうか

問われるところがあると思うのです。


子どもは大きくなって自信もつけて、

また学校やクラブの仲間のなかで学んだことを

おうちの方に話すまでもなく、

自分の道を歩もうとするようになります。


ただそんな自分を信じてほしい、という

気持ちだけなのではないかと思うのです。


本当はこわくて自信もなくて、

でも自分の意志で歩んでみたい、という

「大人への一歩」を踏み出そうとするのでしょう。


そこできちんと「子離れ」ができていれば、

「わかった」のひと言で

背中を押してあげることができるのだと思います。




そのために、この2学期。

どう子どもとかかわっていくか、の

ポイントを記してみました。


我が家ではできなかったこと、

「そんなに急に我が家の教育方針を変えることはできない」

ということもわかっているつもりです。

でも、知っているのと知らないのでは違いがあるのでは、と。



参考にまで。



① あいさつは、これまでどおり必ず続ける。

  声の感じからその心の具合を読むことができます。


② こちらからとやかく聞かない。

  子どもから話してきたときにはきちんと向き合って聞く。

  「まず3つほめて、最後にひとつだけ助言」で、

  あっさり終わる。 

  「お母さん(お父さん)はこう思うな」と自分の思いは伝える。


③ 決して先に手を出したり口を出したりしない。

  子ども自身が気づくのを待つ。

  そして、どう行動するかを見届け、

  その「行為」についてだけほめる。

  失敗したときは、叱るのではなく

  客観的な見方や常識を伝える。


④ 夢を語り合う。

  機会をとらえ、子どもの将来の夢や

  つきたい仕事について聞く。

  その夢のわけ、きっかけを聞くだけ。

  「どうしなければならないね」というようなことは言わない。

  親自身が小さい頃に持っていた夢、

  そして今現在の仕事や家族への思いなどを語る。

  語るだけ。

  返事を期待しない。





これらのことは、

子どもが大きくなってもいっしょかもしれませんね。


「わかってはいるけど…」

私もいまだ修行中です。



うまく伝わりますように。








2学期も、「がんばり塾」、よろしくお願いいたします。      




応援団長







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富士山と紅葉













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