10月23日(火曜日)
伊賀に武田氏館が有る、と言うので見て来た
伊賀武田氏館
武田氏館は、伊賀上野三田地区北の丘陵から張り出す台地に築かれ、現在は地区の西盛寺境内北側の民家敷地となっている。敷地の北側に高さ3~4mの土塁があり、北側の道路は昭和39年頃に舗装、その時に土塁の下側も改装したらしい。それまでは竹藪で人が通るのがやっとだったらしい。現在もその民家には武田氏が住んでいる。
築城年代は定かでないが武田氏によって築かれた。清和源氏武田氏との関係は不明だが、すぐ近くに守護仁木氏の館が有り、守護代か小守護代だった可能性も考えられる。若狭国守護一色氏の時、守護代小笠原氏、小守護代武田氏の例が有る。
また鎌倉期、伊賀国守護は武田一族の大内惟義・惟信・平賀朝雅が務めており、一族が住みつき武田氏を称したとも考えられる。
常陸国には平姓武田氏が居るように、伊賀武田氏も他姓の武田氏の可能性もある。
撮影していると、地元のおやじさんが寄って来て色々と説明してくれたが・・・
この武田氏館の事も、守護仁木氏館の事も初耳と言われた・・・
が、ここの武田家には甲冑が伝えられているらしい
しかし・・・どの文献を見ても伊賀武田氏の記録が無い
『日本城郭体系10』266ページの武田氏館項に、
「台地端の宅地に土塁の一部が残る」と書いてるだけ
偶然知った伊賀武田氏・・・知って2日後に実地調査出来て良かった
しかし、いつの間に伊賀上野市が伊賀市になったん
知らなかったぁ~(゚_゚i)
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