国宝彦根城

４月１８日（土曜日）

長浜から彦根へ

彦根駅を降りると、井伊直政がお出迎え

井伊直政（１５６１年～１６０２年）

徳川四天王の一人。武田の赤備えを支えた山県隊の旧臣達も直政に付けられ、これにあやかって直政も自分の部隊を赤備えとして編成している。井伊の赤備えは戦国屈指の精鋭部隊として特に有名である。

1584年小牧・長久手の戦いでは初めて井伊の赤備えを率いて池田恒興を討ち取るなどの武功を挙げ、一躍天下に名を知られるようになる。1585年には、真田攻めにも出陣する。この後、井伊谷6万石に加増された。

徳川家康が江戸に入ると、直政は上野国箕輪12万石を与えられる。なお、徳川家康の家臣の中で10万石以上の領土を与えられた者は、直政、本多忠勝、榊原康政の3人だけである。1598年、家康の命によって、箕輪城を廃し、南の和田城を改築して高崎城とした。

1600年、関ヶ原の戦いでは家康本軍に随行し、本多忠勝と共に東軍の軍監に任命され、東軍指揮の中心的存在となった。また合戦においても家康の四男・松平忠吉（直政の娘婿）をよく補佐して忠吉と共に先鋒を務めた。その後の直政と忠吉は島津義弘の軍と戦った。この戦いで義弘の一族である島津豊久を討ち取った。しかし、義弘の軍を追撃している際に義弘の軍の鉄砲隊が撃った銃弾が右肘関節（または右肩、または左腕ともいう）に命中し、落馬してしまう。

戦後、功によって、石田三成の旧領である近江国佐和山18万石を与えられた。

また、この頃家康が直政・大久保忠隣・本多正信・榊原康政・本多忠勝・平岩親吉ら六人の重臣を呼び集め、自分の世嗣を誰にするか尋ねているが、直政はこの時自分の娘婿である忠吉を推している。しかし結果的には忠隣が推した徳川秀忠が世嗣となった。

1602年、島津義弘の軍を追撃していた際に義弘の軍の鉄砲隊が撃った銃弾による鉄砲傷が癒えないまま、破傷風が元で死去した。

彦根城天守が見えます。一眼では２１０mmの望遠で撮ってるのでバッチリ

近くの幼稚園児がご飯食べてた

彦根城
1603年琵琶湖に浮かぶ彦根山に彦根城の築城を開始した。

築城には公儀御奉行3名が付けられ、尾張藩や越前藩など7か国12大名（15大名ともいう）が手伝いを命じられる天下普請であった。1606年2期までの工事が完了し、同年の天守完成と同じ頃に井伊直継が入城した。1616年彦根藩のみの手により第3期工事が開始された。この時に御殿が建造され、1622年すべての工事が完了し、彦根城が完成した。その後、井伊氏は加増を重ね、最終的に1633年には譜代最高となる35万石を得た。

楽々園
楽々園は玄宮園と共に第４代彦根藩主井伊直興により建立された彦根藩下屋敷。