第九拾話 | ~人生の壁の破壊者(デストロイヤー) カツヤ~【あなたの魂に火をつけたい人が綴る 己の高め方BLOG】




~愛シテクレテ、アリガトウ~


先週、祖母が天国へといきました。

最後に顔をあわせたのは20年近く前で、その頃には僕の事を忘れてしまっていたり、思い出したりで、会話も殆どなかったけれど 一緒にテレビを見たり、肩を揉んであげたりしながら話し掛けてみたりしながら、僕の事を思い出してもらおうと自分なりにやってみたり…
そこから、忘れられるのが怖くて 会いにいくのが辛くて行けないままでした。
同時に親戚ともだんだん疎遠になっていきました。

今ある後悔は、生きているうちに もっとたくさん会いに行けば良かった…
忘れてられていたとしても、自分の名前を声にしながら もっと祖母とふれあっていれば良かった…
時間は戻ってきません。



子供の頃、親とケンカして家出した時には一人で祖母の家へ向かっていました。

慰めてほしかったのかなぁ…
車で1時間かかる所へ頑張って自転車漕いでましたね(笑)
家出の際に持って行く荷物は当時爆発的な人気だった男の子のアイテム、ミニ四駆と なぜかハサミの2つ(笑)
でも、祖母の家付近まで来るとなぜか気持ちが落ち着いて、「やっぱり、帰ったら謝ろう。」って、急いでそのまま家路へ引き返してました。
家へ戻る途中でミカン畑を見つけ、持ってきたハサミをつかい、大きなはっさくを数個拝借しては喉を潤したという、今では時効になったであろう罪を思い出しました。
ハサミが役立っていましたねf(^^;

土日にはいつも泊まりに行ったり、昔話を聞かせてくれたり、漢字を教えてくれたり、本を読んでくれたり、一緒にお茶を摘んだり、畑仕事を手伝ったり、市場へ行ったり、海へ行ってはミナという小さな貝をとってきて食べたり、お年玉をくれたり、哀しい時に慰めてくれたり、



祖母がしてくれたことをずっと思い出していました。
疎遠となっていた親戚とも再会し、自分がどんなに愛されていたのかという事を思い出すことができました。

子供のようにたくさん泣いた。
寂しさや悲しさの涙もあったけど、幸せの涙もあった。

僕は、こんなにたくさん愛されていた。
こんなにたくさん愛を受け取っていた。
なんて幸せな人間だろう。



本当に
本当に
ありがとう



天国へいったばあちゃん、

疎遠になっても変わらずあたたかく包んでくれたおじさん、おばさん
オレを愛してくれてありがとう。
素直にそう感じた。



僕が今できる事は
生きているうちに大切な家族、友人、仲間を自分が愛されているように愛していくこと。
会っておけば良かったという後悔をしないように生きていくこと。


僕はまだまだ過去に縛られて生きていた。
家族や親戚との中でも居場所がなかったとずっと思い込んでいた。
勝手に思い込んでいただけだった。




僕は今を生きる。





実は愛されていたと気付き、心の壁をまたひとつ破壊する事ができた今日でした。