やはり、不便よりは便利がいいと思うのだが、その便利さ、便利な物の裏側には先駆者の途方もない努力と苦労がある事を意識して欲しい。
努力と苦労が必要な物を「不便」って表現するのだと思うが、別の言い方をするなら、「便利」を世の中に提供する為に開発者はもの凄い数の不便を積み重ねたのである。で、何が言いたいか!
「不便」を積み重ねて「便利」を産み出した側の能力は、凄くアップデートされていて、それを安易に受け取った側は...?手放しで、その享受だけを喜んでいて良い訳がないと思う。
便利なものを求めて、それをどんどん繰り返して行くうち、本来なら経験したであろう、努力と苦労をしなくて済む。即ち、自らのアップデートの機会を失っているのである。
どんどん便利になっていく昨今、格差が出来る、拡がるとするなら、日々アップデートしている人間と、日々その賜物の享受に浸っている者との間に出来て行くのではないかと思える今日この頃です。ハードが充実すれば、ソフトがへたるのである。