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走れオレ/day.1

走れオレ/day.1


2007年、秋。
4年前のことを忘れないうちにここに書き記しておくことにした。

—2003年、秋。僕はフリーターだった。
専門学校を卒業し、上京して就職した会社を
わずか半年で辞めた頃だった。
これから何の仕事をすべきか、自分が何がしたいのか、
わからなくなってたから、切り崩した貯金と短期のバイトで、
日々どうにかこうにか暮らしていた。
そんな折、僕はひとつの知らせに喜んだ。
地元の友達同士が結婚するのだ。
昔からお似合いだった彼らの結婚には、地元の友達はみんな
喜んで祝いに駆けつけるだろうということは、
想像に難しくなかった。
式は11月23日。 当然、迷わず「出席」に○印を付け、即返信。
少し落ち着いたら、僕は現実に引き戻される。
「困った。帰省するにもお金がない…」ご祝儀くらいはともかくとして、
東京と宮崎を結ぶ飛行機は、普通運賃で往復7万、
スカイメイトでもその半額くらいはかかってしまう。
「どうしよう…」。
しかし、それが解決するのに大して時間はかからなかった。
思いついてしまったのた!!! 俺、天才!!!?
「買ったばっかりの自転車で帰ろう!!!」
日にちはかかるだろうが、
その分、飛行機代は浮くはずだ。決まり。
翌日。決まったらすぐ準備だ。
当時住んでた二子新地から、表参道や六本木を
自転車で往復していた事から推測すると、
一日の進むべき目標距離がだいたい想像できた。
計算だと、明日には出ないと、結婚式当日には間に合わない。
せっかく飛行機代を節約しにかかるのだから、
寝泊まりは必然的に野宿に。
寝袋や、自転車メンテナンス用の工具・空気入れや、
雨合羽等を買いそろえ、荷台を自転車に据え付けたりしてたら、
あっという間に、スカイメイトで片道運賃分くらいの
金額がかかってしまっていた。
失笑しつつも、躊躇することなく、
衣類や生活用品をまとめ荷造を夜までに済ませた。
さすがに荷物量的に、
式用のスーツまでは持って行けなかったので、
その類は、実家に宅急便で送っておいた。
そうこうしている間に、昼。-出発だ。
2003年11月12日、
2~3万出せば買えるような、
シボレーのロゴだけとってつけたような安物MTBで、
僕は秋晴れの246を出発した。

ひたすら、246で西へ下る。
開放感がすごい。
秋のちょうど良い気温もさながら、
帰省する楽しみと追われる物事の皆無さからなのか、
とにかく気持ちよかった。
初日の山は、「箱根越え」
もしくは、246をそのまま突っ切って秦野と山北町経由の
「善波・足柄峠越え」
後者を選んだ。理由はそのままの道で良かったってのと、
箱根越えって、聞いた感じしんどそうだったから。。。
どちらがヘビーなのかは、両方は行ってないので、ワカラン。
とにもかくにも、自分史上こんなにチャリをこいだこともないわけで、
ヘロヘロになりつつも、静岡県境の御殿場市へ突入。
ここでふと思い立つ。
「静岡といえば、Rがおるやん!!」
Rは同郷の子で、静岡の伊豆に住んでいたのを覚えていた。
泊めてもらおうと連絡すると、「OK」とのこと!!
しかも、友達と車で迎えに来てくれた。
友達とは僕らの地元宮崎のお隣、
鹿児島出身のカッポー、やっさん☆あいさん。
初対面ながら、とても気さくに、親切にしてくれて、
ほんま感謝感謝だった。
ちなみに、後に結婚したお二人とは、今でも年賀状をやり取りしています。
そういうのがまた良かったりするわけで、
どうにかR宅へ辿り着き、初日は屋内で寝る事ができました。
チャリのサドルによる、ケツの骨の痛みを噛み締めながら。Zzz...

☆Today's 走行距離…95km
川崎市高津区・自宅
~静岡県御殿場市・JR御殿場駅


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