『へろへろ』鹿子裕文緒[28-10] | カツランナー もうひと花PROJECT

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38歳2児の父、京都府宇治市の市民ランナーです!
仕事や家庭と調和しながら、愛するランニングで花咲かせたい!そんな日々を綴っています。

こんばんは晴れ



マラソンの疲れはなんとか抜けつつあります♪



最近ではお風呂で本を読むというOL作戦も取り入れ、新しい環境での読書もすすむようになりました☆

今年こそ、100冊いけるかなにひひ



本日は、こちら



へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々/ナナロク社
¥1,620
Amazon.co.jp


ずいぶんとふざけたように思えるタイトルなんですが・・・



最高傑作です!



「宅老所よりあい」という介護施設を、運営しながら・・・


ほぼ資金ゼロのところから、3億円かかる特別老人ホーム(正式名称たぶん違いますが)を建てるノンフィクションです。



その施設の2人の運営者も、筆者の鹿子さんも、とてつもない偉業を達成しているし、そのための準備を「脳が煮える」までしている。


だけど、決して頑張っていないんです。



家族の手におえない高齢者を施設に預けて、カリキュラムをこなして、暴れる人は薬を投与・・・



自己責任の名のもとに、役に立たないとされる人を追いやることは、短期的に見れば効率的にも見えるかもしれないけれど・・・


それは自分が弱者になるという可能性を排除している。


だから、アンチエイジングとか言って老いを恐れて恐れて。



そんなのつまんない!



ということで、主催者は立ち上がりました。



だけど、それは大いなる思想とか崇高な目的があったわけではなくて、目の前にいる人のために必要だったから。




介護という難しくなりがちなテーマを実感を交えて身近なものとして語り、それって介護だけじゃなくて今の世の中おかしくないか?と考えずにはいられない。。。




うんニコニコ


最高傑作です!