今日は、ちょっと前に読んだ本について

歌野昌午の「女王様と私」 


設定が現代の問題点・ひきこもりの40代男性を主人公にしてるので、期待感大で購入 最初の設定は凄く良くて、44歳のひきこもり男性が妹扱いしている人形を使って一人二役してるみたいな

そこで、小学生の女王様と出会う、そして殺人事件にまきこまれる 

でも、途中でとうしてそっちにいっちゃうわけ?みたいな展開になります

もっと、主人公の内面を掘り下げてくれたら良かったのにと50点

あと、私的意見ですが女王様を大人の女性にしても面白かったかも

まあ、主人公はローティーンにしか萌えないんだけども・・・


「女の仕事道」(太田垣晴子)  絵付きエッセイ好きな私としては購入

しかし、この人毒がない (普通か?) やはり、女性絵付きエッセイの作家さんには、西原理恵子や伊藤りさのような毒というか、あくみたいな物を求めてしまう私

で、60点かな  面白くないわけでは、ないけども もっと、ガッツリ系の仕事の取材をしてほしいかな


リリー・フランキーとナンシー関との共著の「小さなスナック」

ちょっと古い本だけども、まあ楽しめます 何といっても、ナンシー関ですから

ニュース上の事件とか、芸能人について、皆が気になってる違和感みたいなもを的確に表すナンシー関

マツコデラックスとかにかぶる気がする 発言的に

リリー。フランキーのイラストには魅力を感じません ナンシー関の消しゴム版画がいいせいか?

で、暇なときにどうぞで65点


お正月、元旦 でも、仕事な旦那 でも、そんなものよね

でも、仕事大好きな男性に魅力を感じる私は古い昭和タイプなのねと一人つっこみ


いい一年にしたいものです









おせちの用意をするでなく、大掃除もまだ終わっていない中、寝ころがって本を読むのですが・・・

今日の本は、「たのしいい性転換ツアー(能町みねこ)」、「こんな日本でよかったね」(内田樹)


能町みねこは、前の「おかまだけどOLやってます」が面白かったので購入

何か、ニューハーフの人生みたいなのは、苦節あり、頑張りありといった話が多いですが(それにちょっと疲れたりする)、普通にただ薄い化粧・脱力系でいきるおかまのOLの生活が心地よかったのです  文体もいいし

その彼女のタイへの性転換ツアーの様子がかかれています

でも、やぱっぱり痛そう  

彼女の本は文体が素敵だから読みやすく、共感しやすいのですが、この本の方はあんまり、私には楽しめませんでした 前作の方が秀逸

ただ、私は普通の生活をきりとるエッセイが好きなのかも


「こんな日本でよかったね」は、今のクローズアップされる格差社会・少子化問題に対する観察と答えが用意されています  お勧めの本です 思わず、他の内田樹の本を予約

なかでも心に残る言葉は、「他者からの支援をとりつける最良のアプローチは、ディセンシーである(礼節)」


私的意見ですが、現代の不就労・ニート問題は、若い人達が(というかアラフォー女性とかも)皆が生きがいのある仕事探しをしだした事ではないかと・・・

とうか、マスコミの洗脳で若い人たちが自分にあった仕事・生きざまがあると、砂上の楼閣はあるんだと洗脳したからでは?

香山りかが、秋葉原問題で「仕事が終わって、ワンカップを飲むのが楽しみな生活の何が悪い」と発言しましたが・・本当にそう思います


さて、旦那はおおみそかなのに仕事。 ご飯のようなご飯でないようなキャベツのイカ天ぷら煮みたいのを作りながら、一年は終わろうとしています  ごーーん