ようやくまともに歩けるようになったピンキシャです。
16年前の警視庁採用試験。
一次試験は教養と適正試験。
いずれもマークシート。
今は無き、中野警察学校が試験場。
1クラス50名前後の教室(教場)がやたらたくさんある。
試験終了後に試験官から、「呼ばれた方はご起立願いたい」旨の声がかかる。
私を含めて番号で呼ばれたのは僅か3名・・・
「呼ばれなかった方は申し訳ありませんが不合格ということで、ご帰宅願います。お疲れ様でした。」
なんじゃそりゃ???の世界だった。
そう、昼食を挟んで当日のうちに試験の合否が分かってしまうのだ。
にしても3人とは・・・
二次試験、これが面接と身体検査だったかと記憶する。
面接でのエピソード。
最近読んでる本について聞かれた時のこと。
自身満々に「お~い竜馬です」と答えた。
それはどのような本?と聞かれ、正直に「マンガ本」だと答え、ならば竜馬が長崎で作ったものといえば?この質問に対しては堂々と「まだ4巻で竜馬は子供でして、分かりません。」
そう答えた。
堅苦しい面接部屋も苦笑と化したのは、この瞬間。
おれの勝ちだ!下手に知ったかするくらいなら突っ込めない状況を作ってしまえばよい!
18の男、かなりのしたたかぶり(笑)
合否はともかく突っ込まれて答えられない状況だけは嫌だった。
さておき身体検査。
これは基礎的な体力に加え普通の身体検査。と思いきや、なぜか一人ずつ前髪を上げて「額(おでこ)」を見せなさいときたもんだ。
意味も分からず一人ずつ「額」を試験管に見せる姿は、実に滑稽(こっけい)だった。
剃りこみの確認?まぁ、これは触れずに次に行きましょう。
1ヶ月くらいしてから自宅に分厚い封書が届いた。
「合格」
しかし、ここで終わらないのが警察試験。
最後は「身上調査」がある。
これは本人を含め、身内に犯罪者や共産主義的な思想を持った人間がいるかどうかの調査。
犯罪者といっても自転車泥棒のような窃盗や占有離脱物横領罪(占脱)、微罪処分等の軽犯罪は特に問題ではない。・・・・・と思う。
いわゆる殺人、放火、強盗、強姦といった凶悪犯罪が対象だ。
こればかりは自分の力でどうなるものではない。
結果がでるまで1ヶ月以上は待った。
で、忘れた頃に再び分厚い封書が届いた。
最終通知だ。
「合格」
次年度の9月から警視庁中野警察学校行きが確定した瞬間だった。
当時の倍率で50倍以上はあったと後に聞かされたのを記憶している。
バブル崩壊の影響をもろに受け、且つ第二次ベビーブームの末期群。人が集まるのは無理もない。