感染レンズ~鈴木 健太郎~ ①序章「ばかやろー!!」叩き付けられた書類は無残にも課長のデスクから滑り落ちた。「お前さー?何年目だっけ?」「2年目です。」『知ってんだろ。』「何回稟議書書いた?」『正確には17回だけどね・・・』「あ・・・10回以上書いてます。」「はぁ~。もういいよ。朱入れといたから直してもう一回出して。」「はい。失礼いたします。」『そんな溜息つくぐらいなら最初から朱入れて回せよ。』朱とは訂正・修正箇所のことである。こうしてまたロボットのような1日が始まる。