何事においても基礎・基本は重要と言われますが、トレードにおいては「基本こそが全て」といっても過言ではないと思います。
僕が大事な家族や友達にFXを教えるとすれば、まず間違いなく基本を叩き込みます。
ですから余計な情報は一度ぜんぶ忘れて、これから紹介する基本ファクターを学びきってください。
唯一平等なのは資金管理だけ
資金管理は大事。よく聞くこのフレーズは間違ってこそいませんが、圧倒的に弱いです。
今日からこのように覚えましょう、「FXとは資金管理のことである」。
もっと言えば、トレードとは資金管理そのものです。証拠金、ロット、損切りや利確。これら全ては資金管理そのものであり、チャート分析の重要度など遥かに及びません、そんなもの二の次です。
そして資金を管理できなければ勝てるトレーダーにはなれませんし、資金管理が下手な人は元来、貯金が苦手だったりクレジットカードを使いすぎたりと、どこか思い当たる節があるはずです。
かといって、貯金が上手い人がトレーダーとして上手くいくかというと、必ずしもそうではありません。トレードでお金を稼ぐには、適度なリスクを許容するギャンブル性も持ち合わせる必要があるからです。
初心者はもちろん、まだ勝てていないトレーダーの多くはこの資金管理がまったくわかっていないはずです。なぜ勝てていないのか、なぜ負けるのか。
資金管理をベースに自問自答を繰り返してください。きっとテクニカル分析がどうのこうのではない原因が見えてくるはずです。
感覚的には事業経営に近いかもしれません。利益を得たいのであれば適切な仕入れや経費を払う必要があるからです。これがFXでいうところの損切りや、打診売買です。
僕の経験上、投資に回せる資金が少額な時期ほど資金管理を徹底しなければいけません。1万円を100万円、10万円を1000万円だと思って扱うように心がけてみてください。