B&Fab「本」と「ものづくり」と「珈琲」

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本(Book)とモノづくり(Fabrication)を中心に、人が集まり会話が生まれる憩いの場、そんな場所を作りたく、ただいま奮闘中!(または迷走中)

2014.9.11 ブログ初投稿しました。
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「ここが日本のサグラダファミリア?」

「そう! ずっと改装し続ける建造物」

「そ、そうなんだ……」

(確かにそこだけはサグラダファミリアだ、けど向こうは300年だよ)

「で、何でこの家の中にわざわざ小屋を造るの?」

「まあそれは、ガウディ級の人にしかわからないかな」

「ふ〜ん、いずれここも世界遺産になるかもしれないね(汗)」

「そうなるだろうね」

「……」

こちらホンモノ

この建物はちょっと前まで廃墟(空き家)だった。

それをDIYでリノベーションしてシェアハウスに蘇らせたのだ。

それが空家レンジャーの初プロジェクトだった。

神奈川県逗子市の海岸近くにあるこの家「海古屋シェアハウス」には、現在物好きな素敵な5人が住んでいる。


玄関の前は材料と工具で足の踏み場もないほどで、仕方なく材料を踏みながら中に入る。

中に入ると、アーティスティックなオブジェたちが、快く出迎えてくれる。

玄関を彩るオブジェ? ショーケースのような”おかもち”

エキゾチックな照明の下は実は”足湯”

トイレの神様たち?


今日(2017年6月24日)は物だけではなく、人もたくさんあふれている。

空家レンジャーの活動が開催されているからだ。

その活動が前述の「家の中に小屋を造るプロジェクト」だ。


小屋といっても、犬小屋とか鳥小屋とか猫小屋とか蛇小屋とか、そんな小さなものではない。

実際に人が住むための「人小屋」なのだ。


1階の居住スペースの壁をぶち抜き、3つの小屋を並べて置いてそこに3人が住むという。

なぜ小屋に?

それはガウディではない僕にはわかるはずもないのだが、以下は想像である。

・小屋にすることでスペースを有効に使えるので多くの人が住める。

・小屋にすることでプライベート空間ができ、よりプライバシーが尊重される?

・小屋に人が住んでいるということが単純におもしろい!


確かに、逗子の『海古屋』に住んでいると聞いただけででも

「え、海の家に住んでるの?」

と思ってしまうのに

『海古屋の小屋』に住んでるということは

「海の家の隣にある更衣室みたいなところに住んでるの?」

となって、それはそれでおもしろいに違いない。


そのおもしろい小屋を造るために、わざわざ集まったおもしろい物好きなメンバーたちにより、着々と小屋の土台が組み立てられていく。

正確に組み立てるためネジ打ちは慎重に


なかよく共同作業

これが何になるのかは、まったく不明???

空家レンジャーに参加する楽しみのひとつは「お昼のまかない」だ。

毎回、まかない担当レンジャーによって作られる手作り料理は、いつもおいしさとヘルシーさを両立している。

この日のまかないは、本場ベトナム仕込みの生春巻き!

手巻き寿司のように、自分で好きな具を入れて自分で巻くのだ。

この巻き方が大事

一見マウスパッドのようなライスペーパーをお湯に浸して、そして具を乗せて巻くだけなのだが、その巻き方にも個性がでるのがおもしろい。

お店で供されている商品と遜色ないほど綺麗に巻ける人もいれば、巻くどころか包むことも難しくもはや「春巻き」ではなくなってしまう人もいる。

しいて言えば「おいしい野菜と肉のライスペーパー添え」

まあ、食べてしまえば同じだ。

パクチーやナンプラーの香りがベトナムテイストを引き立たせ、今日も大満足のまかないだった。

おいしいものを食べると笑顔になる

この日は空家レンジャーと「アフリカンナイト」のWイベント。

日中にDIYでいい汗をかいたあとは、美味しく刺激的なアフリカ料理とアフリカドリンク。

さらにアフリカンミュージックにアフリカンな衣装。

残念ながら僕は参加できず、写真で様子を想像ください。

海古屋がアフリカに!


で、家の中の小屋がどうなったかって?

それは……、次回のお楽しみ!

気になる方は、ぜひ空家レンジャーに参加してね!

(了)


家の中に小屋を造るプロジェクト活動予定

7月1日(土)、16日(日)、23日(日)

https://www.facebook.com/events/146799022546336??ti=ia