『本をめぐる物語』
本というのは、難しい難しくない、役に立つ立たない、に関わらずどの家にも存在する。例えばそれは小説だったり、漫画だったり、雑誌だったり、実用書だったりするだろう。辞書というのも本に数えてもいいかもしれない。
しかし、それら本の中で、本当に自らの生活の中で必要なものを選んだ時、一体何冊残るだろうか。
本を手にしたことはない人なんていないくらい生活に密着しているのに、生活必需品とは言い切れない。
でも、そんな立ち位置だからこそ、様々な出会いが生み出され、様々な想いが詰め込まれるのだと思う。
人の我儘に応え、普段は相手にされなくとも、必要な時にはそっと寄り添ってくれる存在。
改めて考えてみれば、本というのは身の回りの物と比べても、特異なものなのかもしれない。
