今までは、「潜在意識の活用」で「思考を現実化する」観念的なブログを書きましたが、今回はその機能を脳科学と認知心理学で理解するために考察いたします。
伝説のコーチであるルー・タイスの成功プログラム「IEE」は、米国トップ大企業フォーチュン500社の60%以上、英国FinancialTimes誌100社の30%以上の企業をはじめ、連邦政府機関、州政府機関、国防総省、警察、大学・高校・中学等の教育機関に導入されました。
ルー・タイスは「IEE」を認知科学者の苫米地英人博士と共に、機能脳科学・認知心理学の最新理論を応用し、より洗練された成功プログラム「TPIE」に再構築しました。
その中で、人は想像したゴール(目標)に臨場感を持つと、自分の想像世界が現実に変わると説明されています。
【I:想像力×V:臨場感=R:現実】
I:ゴール(目標)の想像力(イメージ)×達成した状態のV:臨場感(ビビットネス)=R:現実(リアリティ)になる。
想像の世界に臨場感を持つと、想像する前よりも想像した世界の方が心地良い状態【コンフォートゾーン】であることが認識され、恒常性維持機能【ホメオスタシス】が想像世界の状態に維持しようとします。
そうすると、脳を省力化していた網様体賦活系(RAS)や盲点【スコトーマ】が外れ、色々なことに興味が湧き、今まで見えなかったことが発見できるようになります。(認知科学者中野信子先生の「経験の開放性」=好奇心の旺盛さ)
また、【抽象度】を上げることで俯瞰的に視野が広がり、有益な情報が入手しやすくなります。
自分の【セルフイメージ】を上げるためには、【変性意識】の状態でアファメーションを行い、自己効力感【エフィカシー】を高めることで想像したゴールの統合的な人格【ゲシュタルト】が形成されていきます。
【ホメオスタシス】
今の状態を保とうとする恒常性維持機能のことです。
「お金持ちはずっとお金持ち、貧乏人はずっと貧乏人」で、貧乏人は高額当選してもまた貧乏になるのは、大金を持ったことのない人は大金の扱いに慣れていないため、元のお金のない状態に戻ろうとするからです。
また、今の生活を変えて冒険をせず、無難に過ごそうとする潜在意識の現状維持機能も同じです。
【コンフォートゾーン】
ホメオスタシスが恒常性を維持しようとするのは、その状態が安心で心地良いからです。
貧乏でもその状態が心地良ければ、貧乏がコンフォートゾーンになります。
他人にお金を貸して損する人やダメ男としか縁がない女性などは、損得勘定よりも他人に頼られることに喜びを感じることがコンフォートゾーンなのです。
また、ホームレスも社会で生きるより楽なのでコンフォートゾーンとなって抜け出すことができないのです。
価値観が生き方や運命を決めるため、その人の価値観や人生のテーマは四柱推命で検証が必要です。
既知や興味のないものは目に入らない、脳が省力化して重要なものだけを選別します。
脳の「網様体賦活系(RAS)」に関係しますが、五感を通じて入手した情報を効率よく処理するために、不要な情報を選別します。逆に興味や願望で意図した場合は、情報収集を積極的に行います。
俯瞰的視野で情報入手効率化、包括する概念が多く思考が抽象的になり、余分な情報が少なくなります。
例えば、モモという固有名詞の犬より黒柴犬、黒柴犬より柴犬、柴犬より犬、犬より哺乳類、哺乳類より生物というように包括した広い概念で思考することです。
また、具体的な固有の情報分析ではなく、一般的に分かりやすい思考ができるよう汎用化することです。
絞りこんだ詳細な解釈より拡大解釈の方が、様々なことに応用できます。
【エフィカシーを高める】
自分の能力を高く評価し、自分の存在価値に誇りを持つこと。
自己効力感を持つことです。
例えば、タイガー・ウッズと優勝争いしている同スコアの選手が短いパットを外した時、ウッズは「なんで外すんだ!」という残念な表情をアップで撮られました。
この時、ウッズは相手が「世界一を争うのに相応しい実力」でなければいけなかったのです。
その相手に勝つことが、自分のエフィカシーなのです。
【ゲシュタルト】
人は過去の記憶による「ゲシュタルト」という全体的な枠組み・統合的な人格があります。
ゲシュタルトは一つしか自我に選ばれません。
そのため、多重人格者は同時に複数の人格が現れず、一つの人格しか現れません。
バイリンガルも英語と日本語で人格が変わります。
【変性意識】
変性意識とは、覚醒時の意識と異なる意識状態。
睡眠・催眠・トランスなどのことです。
毎晩アファメーションやポジティブになるイメージ画像を観てから寝ることは、眠る前が変性意識に入りやすく一番効果があるからです。
静かな暗い部屋でリラックスして行ったり、眠る前と起床時に行うと自己催眠効果が高くなります。
【セルフイメージの書き換え】
日常的なアファメーションで、無意識(潜在意識)の中の自分のイメージを意図的に変えることです。
以上、が「潜在意識の活用」で「思考を現実化する」脳の各機能です。
