記憶障害の主婦 -20ページ目

記憶障害の主婦

非ヘルペス性辺縁系脳炎により高次脳機能障害になる。
記憶障害になやむ。
消えた記憶。消えてく記憶。
子育て中。我が子の成長をしっかり覚えていたいけど、
わすれてしまう。

時々思い出す、おばあさんがいる。
顔とかは覚えてないけど。
私が社会復帰しようと、近くの喫茶店でアルバイトを始めたころのおはなし。
店長とおばあさんが会計をした、してないでもめていた。
店長はまだいただいてません。というが、おばあさんは払ったはずだと言う。
え?私が会計してわすれたかな?とかドキドキしつつ、、、ふたりの話を聞いてみる。でもレジをうてばデータが残る。
どうも、まだ会計されてないらしい。
しばらくして、、、店長が私にバトンタッチ。
店長はお手上げだ!ばあさんボケてる!とイラついてた。
私はゆっくり話を聞く事にした。
で、わたしはボケたおばあさんの気持ちが若干わかる。話を聞くとおばあさんの言い分は、財布にこれしかないから、払ったはずだ。と言うもの。
財布の中身が減っているから払ったはずだ!と、、、。つまり、会計を覚えているわけではないのだ。その考えは、物忘れする人の考えだー。普通の人がきいたら、え?と思うかもだけど、その考え、私わかるなーと共感。きっとおばあさんは家をでるときにいくらお財布にいれるとか決まっているのだろう。自分が忘れてしまうと言う事もわかっているのだろう。。。おばあさんは財布をみせてくれたので、、、
まず、いくらお財布に入っていたのかを聞き、いくら残ってるか確認し、それからレシートを確認。いろんなの入っていたけど、当日のレシートを発見。
ここで解決。喫茶店に来る前におばあさんは買い物をしている。私はそのレシートを手にとり、ここへ来る前に○○で買い物してませんか?と。
おばあさんはたしかバックのなかをみたのかな?
とにかく買い物袋でてきて、そこで思い出す。
ああそうだった!○○買ったんだわ。
おばあさんが今日持っていたはずの金額からレシートの代金引くと財布の中身とちょうどあう。
だから、まだうちでは会計してないことがわかる。おばあさんはちょっと恥ずかしそうに、申し訳なさそうに、コーヒー代をはらう。
おばあさんの気持ち、すごくわかる。
わすれてしまうから、自分で手がかりを残しておくんだけど、その手がかりを見る事をわすれるんだ。レシートという手がかり。
私も、わすれないようにメモするけど、メモをみるのをわすれたりする。
メモをみても、手がかりがすくなすぎてわからない事がある。書いたつもりでいたが、情報がすくなくて迷う事がある。
ふと、思い出した、おばあさんのお話し。。。