嗚呼介護物語その74
ーひょうきんミヨばあちゃんの励ましー

嗚呼介護物語その74
ー ひょうきんミヨばあちゃんの励まし ー
 
 ミヨばあちゃんの家を久方ぶりに訪問した。ミヨばあちゃんは、85歳。たまに徘徊することがあったが、いまは、足が弱ってそれも無くなった。
ご飯を食べて一緒にTVをみていた。相変わらず議員にまつわる事件が多い。
 介護士「ばあちゃん、俺が国会議員に立候補したら1票入れてくくれるか」
ばあちゃん「入れる、入れる何票でも入れたる。(1票しかいれられへん)兄ちゃんの名前を町中、徘徊しながら(そんなにあるかれへんやろ)叫びまくったる。」
介護士「ありがとう」
そう言って2人で大笑いした。ささやかな事でも励ましってありがたい。