「がんばっていきまっしょい」
最近ふと思いだした言葉。

これは1998年に公開された邦画の題名で愛媛県松山の高校を舞台に、ボート部の活動に打ち込む5人の女子高校生たちの姿を描いた物語で主役は田中 麗奈。
なぜ今思い出したのか?
奥さんと春にどこか旅行に行こうかと話をしてたのがきっかけでした。
奥さんに「道後温泉に行ってみたい」と言われて私はある曲を思い出したました。
Lee-tzche(リーチェ)が歌う「オギヨディオラ ogiyodiora」という曲。
これは映画「がんばっていきまっしょい」の主題歌になった歌で。どこか懐かしいメロディの歌です。
英語で歌っているので私はアメリカの古い民謡で白人が歌っているのだと当時は勝手に思っていましたが
作曲して歌っているLee-tzche(リーチェ)さんは韓国人でした。
サビの部分の「オギヨディオラ」は、韓国語で船頭の掛け声だそうです。
この映画で私が特に印象に残ったのはこの主題歌で、この映画を見た後に偶然松山や道後温泉に行く機会があったことや
この映画がきっかけで映画と同じボート(ナックルフォア)の教室に通ったこと(私の住む街には市民レガッタがあります)
などこの主題歌を聴くと走馬灯のようにそういう思い出がフラッシュバック(回想)されます。

ボートを実際にやってみて私は人生とボートが重なって見えました。
私は生まれて大人になるままで両親の漕ぐボートに乗せてもらい激流を渡ってきました。
大人になってからは奥さんと二人でボートを漕ぎ、途中から子供を乗せて漕いできました。
振り返れば夫婦二人でボート漕ぎ続けて20年以上が経ち、その途中に多くの人たちのアシストや応援がありました。
でも一番のアシストと応援は奥さんだった思います。
私の力不足、努力不足、不徳のせいで結果が出なかったり苦労を沢山掛けてきたけど
今まで一度も不満を私にぶつけたり、文句を言うことはありませんでした。
反対にいつもプラスの言葉、応援の言葉をかけてくれました。
それに対する感謝の気持ちを込めて来月奥さんと松山に行こうと思います。
この年になってもいまだにゴールは見えないし、今向かっている方向が正しいのかどうかも分かりません。人生とは何なのか? 私には未だにその答えが見つかっていません。
でも今はっきり言えることがあります。
私の奥さん、今までありがとう。そして これからも「がんばっていきまっしょい!」

オギヨディオラ ogiyodiora ニコニコ動画