水道水って飲めますか?

僕は正直、まずくて飲めないです。

 

僕は以前の仕事で、全国に出張へ行ったり

色んな県に住んでいたりしましたので、

色んな都道府県の水道水を飲んでいますが、

どの都道府県もまずいです。

 

カルキ臭や味がまずいのは勿論なのですが、

それよりも、

水道水の危険性を知ってからは、

気持ち悪くて飲む気がしないです。

 

残留塩素が多く含まれることは多くの人に知られていますが、

水道水に発がん性物質が含まれていることを知らない人は

まだまだ多いようです。

そう、

知っている人は知っている”トリハロメタン”です。

 

でも、水道水にはこのトリハロメタンの他にも

気持ち悪いものや、身体に悪いものたくさん入っていることをご存じですか?

 

浄水場で洗浄されているから、

「水道水は安全!」なんて思っている人は多くないですか?

 

浄水場から、各家庭に届けるまでの配管には

赤サビだけでなく、正体不明の汚物や細菌が繁殖していたり、

マンションや団地の貯水タンクには、

ネズミや鳥の死骸が入っていたり、

知れば知る程、生で飲めなくなります。

 

かといって、

ミネラルウォーターは安全か?というと

そうではありません。

生の水は腐ることをご存じですか?

でもペットボトルの水は腐らないのは不思議に思いませんか?

 

井戸水や山の湧水を汲んできてるから大丈夫!って

思っている方、甘いですよ!

その水はなんの処理もされていない水ですし、

もし何かあっても国は一切補償してくれません。

 

今、話題の炭素水や水素水って、

本当に効果あるの?って疑問に感じたことありませんか?

メーカーの戦略にはまっていませんか?

 

そんな、水に関するお話しをまとめた本がありました。

それがこの本です。

 

タイトル:「水の不安をなくす30の知恵」

著者:渡辺 雄二

発行人:株式会社 青志社

 

主な内容:

はじめに

 水道水はまずくて危険!

 水道水は発がん性物質を含んでいる!

 

第1章 市販のミネラルウォーターは安心して飲めるのか

     国産のミネラルウォーターはろ過と過熱殺菌が行われ、

     有害なカドミウムや水銀などの39項目がチェックされている

      ・含有ミネラルは意外に少ない

     外国産のミネラルウォーターは、水源の周囲の環境を保全することで、

     採水した水をろ過も殺菌もせずにボトリングしている

      ・ペットボトルは安全か?

       ・ペットボトルから溶け出す科学物質

     人気が高まっている「炭酸水」は水代わりに飲んでも大丈夫?

      ・添加物が胃や腸お汚染

     水に水素を溶かした「水素水」は、活性酸素を除去するといわれているが、 

     体内で十分に除去できるのかは疑問

      ・水素はありふれた原子

 第2章 スポーツドリンクやお茶飲料を

     水代わりに飲んでいいのか

      スポーツドリンクはミネラルを含んでいるが、

      糖分や添加物も含んでいるので

      水代わりに飲むのはやめたほうがよい

       ・糖、食塩と添加物を水に溶かしたもの

        ・糖分を余計に摂ることに

        ・合成甘味料が添加されている

      コーラには、発がん性物質を含むカラメル色素が使われており、

      さらにゼロカロリータイプのコーラには、合成甘味料が添加されている

      ので飲まないほうがよい

       ・体によくないものを多く含む

        ・発がん性物質を含むカラメル色素

        ・原材料は添加物のみ

      お茶飲料や紅茶飲料、コーラ、缶コーヒー、ジュースなどの

      様々な飲料には、水道水または地下水が使われている

第3章 水道水は危険か、安全か

     水道水には残留塩素が含まれていて、カルキ臭の原因となっており、

     また発ガン性物質のトリハロメタンも含まれている

      ・必ず含まれる残留塩素

       ・まずいだけでなく危険

       ・河川はこうして汚染される

       ・合成洗剤の罪

     井戸水を飲用に利用している場合、管理は個人が行うことになっており、

     安全性の確認も自ら行わなければならない

      ・井戸水は個人が責任を持つ

       ・大腸菌や有機物などの検査

      ・有機塩素系溶剤に注意!

第4章 水道水を安全な水にする方法

第5章 水とがんとの関係

     傷ついた遺伝子を修復することができず、また、ガン細胞を破壊する機能が

     働かなくなった時、がんは発生すると考えられる

      ・水道水とがんとの関係

       ・放射線とウィルスによって起こるがん

       ・化学物質ががんの最大の原因!?

第6章 水と血管障害やその他の病気との関係

     心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などの致命的な血管障害は、

     血管が詰まりやすくなって起こる。

     それを防ぐためには、まず水分を十分に補給すること必要がある

      ・血しょうの約90%は水

       ・血管障害で4人に1人が死亡

     脳出血、くも膜下出血、大動脈破裂などの致命的な血管障害は、

     水分を十分に補給し、さらにゼラチンを積極的に取ることで防ぐことができる

      ・血管の破れを防ぐには

       ・血管は主にコラーゲンでできている

     血管性認知症は、脳の血液の流れお良くすることで防ぐことができる

      ・450万人以上が認知症

       ・血液の流れお良くして認知症を防ぐ

       ・アルツハイマー型認知症の原因は?

     水道水の残留塩素が、アレルギーの原因になることがある。

     アレルギーを防ぐためには、原因物質を取り除くことが大切

      ・残留塩素がぜんそくの原因に

       ・ぜんそくは異物を排出する反応

 

感想:

 渡辺 雄二氏は、水だけでなくて、食品、環境、医療、バイオテクノロジーなど

色々な問題を消費者の視点で提起し続けている科学ジャーナリストで、

とにかく、内容の一つひとつが細かく記載されています。

ところが、トリハロメタンの除去に関しては少し甘い記述になっているのが残念。

 

トリハロメタンは、「煮ても焼いても食えない」厄介なシロモノで、

水道水を煮沸し、沸点に近づければ近づくほど、

トリハロメタン濃度が急増します。

煮沸温度が100度に達すると、トリハロメタン濃度をが最大となります。

その原因として考えられるのは、水道水中の残留塩素と有機物とが、

水温の上昇につれて、互いに反応してトリハロメタンを

増加させるということ。

煮沸しておよそ10分で、煮沸以前より、わずかにその濃度は下がり、

15分ではほぼ2分の1に減少しますが、

本当に心配ならば、最低30分以上煮沸しなくては、煮沸の意味がありません。

ところが、皮肉なことに水を30分以上煮沸しつづけると、

水が蒸発して、元の水量の半分以下になってしまいます。

 

つまり、煮沸でのトリハロメタンの除去は意味がないことを

伝えるべきだと思います。

 

煮沸するよりも、

NSFインターナショナルの国際認証を受けた浄水器を備え付ける方が、

塩素やトリハロメタンなどの有機化学物質を

有効的に除去してくれるので、安心でおいしい水を

経済的に得ることができます。

 

この本を読んで一番感じたことは、

水についてもっと知ること。

日本では簡単に手に入る水なので、

何も考えずに飲んでいる人が多いけど、

私達はもっと水について考えるべきですね。