「現役受験生の冬の学力の異常な伸び」はよく言われることだし、僕も数多く経験している。現役生は4月の段階では「これ大丈夫かな?」と毎年危惧するものだが、粘り強く指導すればかなり成績を伸ばすことが出来、それも冬に一気に伸び合格に繋がるケースが多い。
もちろんそれまでの地道な努力の成果と言えるのだが、受験を前にして「火事場の馬鹿力」のような‘’不思議な力‘’が作用していると思わざるを得ないことがある。
これと似たような現象は数学科の修士課程の学生の修士論文提出の直前にも見られると思う。数学科の場合、(僕の知る限り)学部4年では研究するまで学習が進まない場合がほとんどで、修士論文が初の自分のオリジナルの論文となる。
考えてみれば、修士課程は慌ただしい。2年しかない上にその中で就職するならばその活動を行う必要がある。1年目は基礎知識を増やすことが中心になるだろうから、本格的な研究は2年目しか出来ないことになる。さらに僕は修士論文を書く段になって初めてTex(プログラムによって数式を書くソフト)を触ったのでそれにも時間を費やした。
結果、それでも修士論文は出来上がっていた。
それ以来自分の‘’不思議な力‘’は全く発揮されていないなあと思ったり(笑)
まあ受験生と同じで日常の努力を積み重ねるしかないのでしょう。