世の中には、エリートコースばかりを歩んで、底辺を知らない人がいる。傍から見れば見栄えのする、輝かしい経歴かも知れないが、底辺を知らずに歩んできた人は、必ず落とし穴におちる。大学教授や知識人と呼ばれる人たちが、時として世間を全く知らないような机上の空論を振り回すのは、この良い例である。成功ばかりの人生は、必ずどこかで大きな石につまづく。「人生における失敗は成功よりも良い教師である」と言った人がいるが、世の中の底辺を見ることも、人生にとって貴重な経験である。ついでに言うと、人生に正解はない。どんな人生を歩むかは人それぞれで、答えなどないのである。
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