息子が転校した。
日本からの転入生を受け入れてくれる、数少ない学校の1つだった。
その学校を辞めて転校を決めた主な理由としては、大まかに以下が挙げられる。
①迎えが早く、帰りが遅い
②課題が多すぎる
③先生に不満
④やたら寄付を募る
1つ1つ見ていこう。
①迎えが早く、帰りが遅い
以前の学校はマカティの高級住宅街にあり、車で30分程の場所だった。
通学バスを利用していたのだが、子供たちを各家庭でピックアップしていくため、我が家を出発するのは5:50だった。
授業が終わるが14:00で、帰りは他の学年が終わるのを待って一斉に送迎となるため、帰宅は17:00頃。待ってる間に宿題でもすればいいのだが、息子にそんな発想は当然なく、いつも虫などを捕まえて時間を持て余していたようだ。
何だかんだで就寝はいつも22:00頃となり、朝は5:00に起きないといけないため、息子のテンションはいつも何かおかしかった。
今の学校は歩いて5分。
私たちが歩いて送迎。息子は5:00起床から6:30起床になった。以前は朝ごはんは要らないと、いつもヨーグルトだけだったが、今では出発直前までモリモリ食べて登校するようになった。
帰りは13:30なので、宿題をする時間もたっぷりあり、週3回は家庭教師に来てもらっている。
②課題が多すぎる
以前も少し触れたが、ほぼ全教科、毎日のように宿題が出ていた。しかも子どもが1人でできるような内容じゃないものまで…。だから毎晩のように保護者のグループチャットが荒れ、ひどい時は夜中の1時頃まで焦ってメッセージをする保護者もいた。
息子は英語力が未熟なため、当然私たちの協力が必要だが、とりかかりも遅い、進まない、寝る時間が迫り私たちも焦る、イライラする、息子もイライラする…と、毎日お互いに嫌な気持ちで寝床についていた。そして次の日、先生はチェックすらしていない…。あの苦労は何だったの…と放心状態になることも多々あった。
今の学校は、宿題は出るが、1時間もあれば余裕で終わる量。ウソみたいな話だが、息子が宿題をあまり嫌がらなくなった。むしろ、やらなきゃ、と考えているようで、宿題はここだよとドヤ顔で教えてくる始末。もうミラクル。
③先生に不満
以前の学校はクラスに35人程の生徒がおり、国籍がバラバラだった。ヤンチャな子たちも当然いて、まとめるのは本当に大変だったと思う。
台風でオンライン授業になった際、先生たちが画面上で怒鳴っているのを聞いてビックリした記憶がある。しかも、口調も威圧的。しかもそれが1人ではなく、ほぼ全員の先生がそうだった。
うちの息子もよく叱られたようだが、叱られた理由を聞いて「そんなことで?」と、疑問に持つことが多かった。
まぁ息子が100%本当のことを言っているかは定かではないが。
ただ、参観日で感じたのは、担任に余裕がない。そして先生たちがいつもイライラしていた。小3となると、まぁ言うことを聞かないこともあるだろうが、もう少し広い心で接してほしい気がした。
また、課題についても、教科担の間で連携が取れているのか?と疑いたくなるほど各々が結構な量を出す。課題の出し方も曖昧で子供たちに伝わっていない。だから親のグループチャットが毎日荒れる、それなのに次の日チェックした形跡がない…。私も子供も毎日クタクタだった。
今の学校はクラスに10名しかいないにも関わらず、各教科にサポートティーチャーがおり、教科書やノートを見ても指導が行き届いているのが良く分かる。
特にうちの息子は言われないとやらないタイプで、放ったらかすとどこまでもサボる。そんな生徒には本当にありがたい体制だ。これまで授業で何をしたかなんて、聞いても教えてくれなかったのに、今では化学で習ったことを得意げにクイズにして私に答えさせようとする。何という成長ぶり…涙が出る。
④やたら寄付を募る
カトリック系の学校で、学校行事が多々あったのだが、その度に寄付を求められた。もちろん、あくまでも寄付なので、金額は気持ちの問題。でも、出さないといつ出すのかと迫られたようだから、寄付とは名目で半ば強制である。
授業料も他校と比べて高めの学校だったので、お金持ちそうな人たちばかりだった。彼らはあまり気にしないのかもしれないが、庶民の私たちには気が進まない寄付だった。しかも回数が多く、クリスマスの時期は月に3回の寄付を求められて唖然としたことを覚えている。
まぁ、これは取って付けた不満の1つだが。
結論、息子の様子をみる限りでは、今の学校に転校して正解だった気がしている。親子共々、時間に少し余裕が出てきたし、息子の学習意欲も以前と比べると上がった気がする。恐らく、少人数のクラスなので、悪目立ちするのがイヤなのだろう。
伝達事項もしっかりしているし、以前のように「これ、どうなってんの!?」と他の保護者に連絡することもなくなった。
肝心な息子の友人関係だが、前の学校では、クラスに息子を含め日本人が3人いて、親子共々仲良くしてもらっていた。
転校を決めた時は、寂しい思いをさせるかな…と息子を心配したが、なんと学年が終わると同時期に2家庭とも急遽日本への帰国が決まり、バタバタと日本へ帰ってしまった。何というタイミング…。
まぁ結局その学校が良いか悪いかなんて、本人次第であることは間違いない。
学力の向上とか、そんな高望みはしない。とにかく周りと良い関係を築き、ルールを守って楽しい毎日を送ってくれさえすれば、親としては万々歳である。