大通りのコーヒーショップで待つ私。
携帯電話がなると、彼からの電話でした。
今横断歩道のところにいるよ
振り返ると携帯電話を持って手を振る彼がいました。
それが私の目で初めて彼を見た時。
その時、何かを感じました。
何かは分かりませんが、
他人の言葉を借りれば、ビビビと来たとでもいうのでしょうか。
今となっては、その時にすでに恋に落ちてしまっていたのかもしれません。
彼との出会いのきっかけは、私の元彼からの紹介。
私が海外に行くことになり、何か困ったことがあったら現地にいる彼に相談すればいい、そういって連絡先を教えてくれました。
それから連絡を取り合うことになりましたが、
飛行機で2時間ほどの離れた町に住んでいたため、会うことはありませんでした。
ですが、たまたま彼が旅行で近くに来ることになり、会おうという話になったのです。
もちろん、彼に彼女がいることは始めから知っていました。
元彼の友達として会う。それ以上の考えは私には起こりませんでした。
彼女がいる時点で何の期待もしません。
それに彼は彼女とうまくいっているようでした。
ちょうどその頃、彼女がビザを取ったそうで、彼はうれしそうに彼女のことをブログに書いていました。
だから、彼と出会ったころの私には今の私がこうして彼のことを思っているとは夢にも思いませんでした。
恋はするものではなく、落ちるもの。
私は本当に恋に落ちてしまったのです。
恋愛対象外の人を好きになるとき、ただ落ちるしかないのです。
誰が幸せになれないと分かっている人に恋をするでしょうか?
落ちてしまえば、止められません。
彼との出会いを後悔したことはありません。
彼を好きになったことを後悔したこともありません。
ただ、もう少し早く出会っていれば、何かが変わっていたかもしれない。
そう思うだけなのです。
つづく。