ラ・マンチャな男、Brian Stokes Mitchell
現在帝劇で松本幸四郎主演の「ラ・マンチャの男」が上演されているらしいですね。私はこのミュージカルについて全く知識がありませんでした。今回上演されるにあたり、記者会見で松本幸四郎が英語で「The Impossible Dream (邦題・見果てぬ夢)」を歌った動画を見ました。なかなかよさそうな歌だなあ、と他の動画も探してみました。すると、Brian Stokes Mitchell というアメリカの俳優がトニー賞で歌った動画を見つけました。いや~、彼の歌があまりにも素晴らしすぎて、「何これ!」状態で、昨日から何度も何度もこれを見ています。英語の歌詞も気になり探してみました。To dream ... the impossible dream ... To fight ... the unbeatable foe ... To bear ... with unbearable sorrow ... To run ... where the brave dare not go ... To right ... the unrightable wrong ... To love ... pure and chaste from afar ... To try ... when your arms are too weary ... To reach ... the unreachable star ... This is my quest, to follow that star ... No matter how hopeless, no matter how far ... To fight for the right, without question or pause ... To be willing to march into Hell, for a Heavenly cause ... And I know if I'll only be true, to this glorious quest, That my heart will lie will lie peaceful and calm, when I'm laid to my rest ... And the world will be better for this: That one man, scorned and covered with scars, Still strove, with his last ounce of courage, To reach ... the unreachable star ... 日本語訳です。夢は稔り難く 敵は数多なりとも 胸に悲しみを秘めて 我は勇みて行かん 道は極め難く 腕は疲れ果つとも 遠き星をめざして 我は歩み続けん これこそは我が宿命 汚れ果てし この世から正しきを救うために 如何に望み薄く 遥かなりとも やがて いつの日か光満ちて 永遠の眠りに就く時来らん たとえ傷つくとも 力ふり絞りて 我は歩み続けん あの星の許へ (福井峻訳「見果てぬ夢」<騎士遍歴の唄>)強いメッセージ姓のあるの歌ですね。こんな風に人生を生きている男性は素敵ですよ~。そういえば、私の好きなRaminやAlfieもこの曲を歌っている動画がありますわ。今更ながら知った有名なミュージカルナンバー(汗)ところで、私はどうもバリトン声で歌われるメッセージ性の強い歌に魅かれる傾向にあるみたいです。ジキル&ハイドの「This is the moment」(クッチオリ版、アンソニー・ワーロウ版共に)を初めて聴いたときにも同じような感動を経験しましたもの。このBrian Stokes Mitchellさんってホントエエ声されています。「Man of La Mancha」以外の動画でも、心地よく響くバリトンボイスに酔ってしまいそうです。こちらの動画はミュージカル「南太平洋」のコンサートの模様です。「Some Enchanted Evening 」を歌うBrianさん。セリフを読む声も思い切り低くて、私はのけぞりそうになります(笑)