基礎編ではまずは正しい学習習慣を身につけることの重要性、方法を書いていきました。

応用編ではさらに発展させ具体的な模試での偏差値の上げ方、勉強方法について書いていきます。

僕が実際にどのような指導をしているかを含めて書いていきます。 


※一部基礎編と重複する部分があります。


集団塾の授業の流れ

①まずは集団授業で知識をインプットし、授業中の演習時間や宿題で知識を定着させる。

②そして週単位で行われる小テストで定着度を確認。

③約2ヶ月に1回行われる公開模試で現地点で
の自分自身の学力を把握する。


勉強方法

模試ではテスト範囲が公開されています。基本的には最近2ヶ月に集団授業で習ったことが出題されます。そのため対策が取りやすいです。

①ほとんどの生徒が授業と宿題をやっていると思います。宿題の量は一定なので単元の難易度や苦手、得意によって定着度はバラバラです。
 
②単元の習熟度を確認するために週単位で小テストが行われます。点数が出るため自分の得意苦手が客観的に把握できます。

③模試で成績を上げるにはまず自分自身の苦手単元を中心に勉強する必要があります。②のテストで一定以下の点数だったら同じ範囲をテキストで解き直ししましょう。

全部の問題を解き直しする必要はありません。間違えた問題、解けたけど自信がない問題にチェックをつけるクセをつけましょう。それらだけ解き直しすれば大丈夫です。全てやっていたら時間はいくらあっても足りません。

そして模試の過去問を解きます。間違えたところは正答率を見て正答率が高かったところは解き直し。低いところはやらなくていいです。どこまで解き直しをしてどこまでやらないかはその人それぞれです。

基本的な流れは以上ですがさらに高偏差値を目指す場合
①の段階で自分が苦手だと思ったら宿題以外にも何度も問題を解いてほぼ確実にし、②では満点を目指す。
③で、ほぼ仕上がってる状態で過去問を解く。正答率10%以下の問題以外解き直し。

このように塾のテキストを何度もやり込む必要があります。市販の中学受験用の問題集は必要ありません。中学受験に限らず同じテキスト、問題集を何度もやり込むのは勉強の基本です。

そのためテキストに書き込むことは問題番号のチェック以外厳禁です。二度目、三度目に解き直しした時書き込みがヒントになってしまうからです。
算数で図に書き込みたくなったら図をノートを書き写しましょう。

授業と宿題で手一杯になる生徒さんは多いと思います。しかしこれらは基本的な勉強方法です。当たり前のことを当たり前に確実にやっていく人こそが成績が上がり、高偏差値でキープできるのです。


具体的な指導方法

①毎週の授業のフォローをします。授業や宿題でわからなかったところを解説していきます。その週の授業の内容に不安がない場合は遡って苦手なところを一緒に復習してきます。

②対策プリントが配られたらそのフォローもしていきます。テストの点数などを逐一確認し、得意・苦手を把握します。

③模試の解き直しを授業前にやっておくように生徒に言います。そして生徒自身で採点させます。授業では生徒がわからない問題を解説していきます。生徒の苦手、得意は普段の授業で把握しているのでどの問題を解き直しすべきか、飛ばすべきか考えながら教えてきます。正答率何%以上がその生徒にとって解き直すべき問題かを判断していきます。目標は高すぎても生徒に負担ですし低すぎても力になりません。

苦手な問題をとにかく繰り返し解いてください。なぜなら苦手を潰す方が得意を伸ばすより遥かに点数、偏差値が上がりやすいからです。

大手学習塾のテキストは問題が良問ぞろいなのはもちろんのこと解説が市販の教材と比べて非常に丁寧です。そのため解説見てもわからない場合はこちらでサポートする必要があります。



ここで一番大事なことを書きます。
模試でクラスが決まり、成績が良ければ上のクラスに上がり悪ければ下のクラスに落ちるということもあることでしょう。
そのためだけに、普段の授業を疎かにして宿題もやらず、小テストもボロボロでも下のクラスに落ちたくないがために模試の過去問をやり込んでなんとか点数を取っても全く意味がありません。
模試の過去問をやることについて「ドーピングだ」「反則だ」「過去問をやらせても意味がない」という方もいらっしゃいます。言い過ぎではあるかもしれませんが的外れというわけでもありません。まずは普段の授業をしっかり受けることが出来るようになってから過去問演習に取り組みましょう。
私は過去の生徒でそのような勉強方法し結局は中学受験を諦めざるを得なくなった生徒を知っています。




話は変わりますが個人的には大手学習塾の集団授業と家庭教師や個別指導を併用していくのが1番だと思っています。
集団塾を併用せず、新しい知識を0からインプットさせるのは個別指導塾の大学生のアルバイトでは技量足りないですし授業料も集団授業と比べ高くなります。プロ講師では授業料が相当高くなります。 

集団塾での授業、宿題だけでも相当な量です。

ちなみにこの記事を見てる方で集団も個別も通ってる方もいらっしゃると思います。単純に週1回個別に通わせるだけでも毎週90分、120分勉強時間が増えますので成績は上がるかもしれません。しかし、普段から自分の得意、苦手を把握して宿題以外にも自主学習する必要を身に付けさせることが大事だと思います。

私の場合、模試の過去問は生徒に自主学習として家でやってきてもらい、授業ではわからない問題の解説に徹する。
表面上の成績を上げるだけでなく生徒自ら勉強していく姿勢を身に付けさせていく。ノートの書き方もそうですが中学受験だけでなく大学受験、社会人になっても応用できる勉強方法を小学生のうちに身に付けさせることができます。

大阪市内で塾や家庭教師をお探しの方は是非私にご相談ください。
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