認めるって大事 | 子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

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ちょっとの工夫で子育てが楽しくなります。



かつていじめられっ子であり、
いじめっ子の時代もあったという経験をお持ちの方の
お話を伺う機会がありました。


お話を伺って一番感じたのは、
「承認欲求が満たされれば、
人は安心できる、居場所がある」と言うことです。


承認欲求とは、「認めてほしい」と言う気持ち。


その承認欲求が満たされない場合、
相手に自分を認めさせるために、
弱い者に向かって上から圧力をかけてしまうことがあります。


これがいじめのきっかけになることが多いのではないか、
と強く思いました。

相手を承認する、つまり認めるということは、
丸ごと受け止めるということです。

相手の長所はもちろん、
欠点、短所も含めて全部受け止めるということ。


初めから受け入れなくてもいいのです。
まずは、相手を跳ね返すのではなく、
受け止め、それからゆっくり受け入れていく。


相手もはじめのうちは半信半疑、警戒をするかもしれません。
けれども跳ね返さず、
受け止めてさえいれば相手は徐々に変わります。



相手を受け止め、認め、共感することは、
相手に安心感を与えることになります。
「私はこれでいいんだ」と、
「自分を肯定」できるようになるのです。


何かに悩んでいる人が、
少しでもそういう自分でもいいんだ、
と自分を肯定して、
安心できるような気持ちになれるといいですね。


やはり、人は、人によって生かされているんだな、
とつくづく感じたご縁でした。

私は大学3年の娘と高校三年の息子を
丸ごと受け入れているだろうか、と振り返ると、
自分の感情で跳ね返していたり、
忙しくて適当に返事をしたりしていたことを思い出し、
深く反省しています。

講座では、皆様にお伝えしていることなのに。


今夜、帰宅したら笑顔でお帰りと言った後、
ギュッとハグしよう!と思います。
居てくれるだけで最高の存在なんだから。

何をしでかしても
そんな娘や息子を育てたのは私。
丸ごとすべてを親の私が認めなくて、どうする?

ということです。よし!
愛してるって伝えよう。