先日、ぼちぼちいこう会のIちゃんに教えてもらった 

NPO法人 CAPNA主催の市民講座「子どもの貧困について考える」に行ってきました。

 

 講演は、「君はなぜ、苦しいのか~こどもの傷つきを理解し、寄り添うには~」

 講師は、石井光太氏。

 

 

 2022年の8月に『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(石井光太著 文藝春秋)を読んだ際、そのあまりの衝撃に会う人にこの本を薦めまくっていたのです。

 

 そんなことをIちゃんは覚えてくださっていたのでしょうピンクハート

 

 

 とても良い内容でしたグー

 

 今の日本の若者の幸福度からみられる「若者たちの格差と分断」

 こうなってしまった格差の歴史について

 生活困窮家庭の大人の問題と日本の貧困状況

 

 経済格差が子どもに及ぼす3大格差…体験格差・教育格差・言語格差

 この3つの格差は「心のがん」を生む

 子どもたちの「心のがん」に対して、私たち大人は何ができるのか

 

 

 色々考えさせられましたうずまき

 

 私が特に心に残ったのは、3つ。

 

 発展途上国の貧困が物理的貧困であるのに対し、日本の貧困は精神的貧困である、という話。

相対的貧困を実感する中で、どんどん孤立していくことがわかりました。

 

 それと、日常生活だけでは言語力は上がらない。

常に自分で鍛えていく必要がある。それを私なりに伝えていきたいと思いました。

 

 そして、2つの自尊感情の話。

①基本的自尊感情 ②社会的自尊感情

 ①が土台であること。

今は①がしっかりできる前に、小さいうちから②で振り回されること。

②は大人になってからで十分、という言葉に深く肯きました。

 

 

 質問もたーくさん出ました気づき

質問って、用意していないから、先生の素が見えていい時間です。

 

 石井光太氏は丁寧に応えてくださり、さらに子どもの接し方として、

「面白いことをする、子どもの気が楽になる大人でいたい」とおっしゃる笑顔が素敵でしたキラキラ

 

 

 参加費無料で、こんないい講演会飛び出すハート

ありがたいです。

 

 残念だったのは、大きな会場だったので、もっと参加者がいたらと。

もったいない気がしました。

 

 

 紹介のあった『ルポ スマホ育児が子どもを壊す』(石井光太著 新潮社)。

 

 

 

  講演会の余韻をかみしめて読み終えました。

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     クー