有機無農薬栽培への道 その全記録【Episode ゼロ】

有機無農薬栽培への道 その全記録【Episode ゼロ】

思うところあって、農業をはじめることとした。
ずぶの素人の格闘をリアルタイムでご報告。

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枝豆が育ちました。 パチパチ。


お湯を用意し、収穫した枝豆をすぐさま茹で上げた。

塩は「ひんぎゃの塩」 こだわってみた。

何と!おいしい! こんなに味の濃い枝豆が出来あがるとは!!!

化学合成農薬で育て、収穫し、冷凍したりして、そして、運んで運んで、やっと店頭に並んで・・・

今まで頂いていた枝豆は何だったんだ!と思う程美味しい出来栄え。

ベランダ菜園でも、空き家となった一軒家のあとを利用してでも、栽培出来ればかなりの方々が同じように本当に新鮮な美味しい枝豆をいただけるのに・・・と本当に思う。

こんな素人でも、こんなにおいしい枝豆が出来たのだから。


浴衣姿にうちわ。ビール片手に枝豆。夏の風情の中でいただくとより一層枝豆もおいしいのだろう・・・
私はアルコールを受け付けないのでビールを飲めない。

ただ只管枝豆にむしゃぶりついた・・・一心不乱に食った。 ニヤッと笑いながら脇目も振らず食った。 

ちょっと情緒がなかった。




娘が孫と共に退院した。

畑そっちのけで孫と戯れている。

時間を忘れる。

横に寝て眺めていると、時折腕を伸ばし、グー、パー、グー、パーと手を動かす。

かわいい。

こちらは、その動きに合わせて、パー、チョキ、パー、チョキと出す。連戦連勝。

パーにした手のひらには、既に手相が現れている。

生命線、頭脳線、感情線・・・結婚線はまだない。

大きな欠伸をした口には、まだ歯がない・・・・じいちゃんもあと数年で歯がなくなって、同じになるよ~と言っている。

形のいい眉毛、綺麗な二重、薄く知性を感じる唇・・・・・どれをとっても私そっくり。

・・・・いや~、飽きない。

ふと、ハウスは新生児室だと言われたことがよぎる。

野菜が嫌いでも、やることをやれば化学合成農薬不使用でも栽培はできるのでは!との思いでやってきたが、ちょっと心境の変化が生じている。

孫を眺めていて思う。

やはり好きでなければ、じ~っと観察もしないだろう。

じ~っと観察をしないと、微妙な変化も見て取れないだろう。

微妙な変化を見逃すと、一気に病気が蔓延したりするのだろう・・・

野菜嫌いを克服することにしてみる・・・・今日・・・ではなく取り敢えず明日から・・・






じじいになった・・・・ あ~歳とったな~との感想ではない。

娘が息子を授かった。故、本物のじじいになった。

陣痛間隔が短くなりはじめ、病院へ送り届ける準備をし始めたのが、日付が変わる頃。

いよいよ5分間隔を切り、病院へ。

陣痛室に運び込まれてから、おっさんの出番はパタッとなくなる。

それでも、何かできないかと右に左に、用もないのに動き回る・・・・・

その時看護師さんがスタスタと近づいて来て、「お掛けになってお待ちくださいね」と仰った。

その刹那。 怪奇現象を目撃した。

やさしいトーンのお言葉とは裏腹に、お顔に文字が浮かび上がってきた。

「邪魔なんですけど・・・」はっきりと読み取れた。

特殊能力を有する看護師さんを雇っておられる。

近くのベンチに座り、腰を上げられない程の威圧感であり、呪縛であったが、不随意筋となった膝が貧乏ゆすりを続けること10分。 呪縛の効力が切れた!

またぞろ、用もないのに院内をさまよっていると、看護師さんが身内とひそひそ話を始めた。

「一旦帰って仮眠でもとってたら」 提案に聞こえるが、実際は命令であると理解できた。


朝、6時。 電話で目覚める。

「何度も電話したんだけど・・・。 生まれました、男の子」

ありゃ!!とすっ飛んで病院に着くと、関係者は全員そろい踏み。 私だけだか・・・

娘の様子をチラッと確かめ、新生児室へ。

面会時間ではないとのことだったが、特別なご配慮でカーテンを開けて下さった。


居た! 驚いた! 何とも男前のあかちゃんが居る! 「この子ですよ」と教えられるまでもなく、一発で分かる! 

右に左に微妙に角度を変えながら眺めていたが、ダントツにかわいく、かつ男前君だ!

例の特殊能力者の看護師さんが「そろそろよろしいですか?」と脇から声を掛けてきた。

きっと顔に別の文章が浮き上がっているに違いなかった。 なので、ずっと赤ちゃんを眺めて無反応にしてやった。

看護師さんは「あの~・・・」という言葉を残して去って行った。

飽きずに我が孫を眺めていると、くだんの看護師さんが新生児室内に現れ、窓越しに「もうお時間ですので・・・」と言いながらカーテンを閉めはじめた。

今度はどんな文字が浮かび上がっていたかは知らない。 閉められ行くカーテン。ギリギリまで赤ちゃんを眺めていた。

窓ガラスには両手の指紋と、鼻の油がこびりついた。看護師さんのお仕事が一つ増えた。


いや~、神様は不公平だ。 とつくづく思う。 あんなにも男前に生まれると、キーキー、キャーキャー言われながらの人生になる。 それも宿命と受け止めなければならない。

黄色い歓声の対処方法。 それを知っているのは・・・・周辺ではどうも私だけだ。私の出番だ。


孫と対面した瞬間に、野菜の栽培に引き込むのは諦めた。 

ジャニーズ事務所とかがほってはおかないだろうことは容易に想像がつく。


大げさな~・・・と思う人がいるだろう。 数年後、えらく可愛い子がメディアを賑わすことだろう、それが我が孫だ! 見て、ひれ伏すがいい。 






雨の合間に雑草取りを行う。

耕作放棄であった為、根を全て断ち切れていない。

スギナを中心にわっさ~と伸びる。

3000坪もの土地の雑草となると気が遠くなる。

そこで、除草用の農薬の話しを聞かされる。

使うつもりなどさらさらない。 しかし、プロの農家さんにしてみれば、労働生産性を上げるためにも除草剤は不可欠なのだろう・・・

事務職において、パソコンを導入していない会社は殆どないだろう。携帯電話の利用もしかりだ。

化学合成農薬は残留性を厳密に制限しているとは言え、消費者にとっては利用していない方がありがたいのだろう。 しかし、農家さんにとって有効な代替物はあるのだろうか・・・

パソコンや携帯電話は有害な電磁波が出ている・・・だから使わない方がいい。 

うん、そうだね。 と言って利用を止めてしまう会社は無いだろう。

代替案がなければ、使い続けてしまう・・・

有機JASの認証を取得しているお野菜は、日本国内全体のわずか0.24%程度。・・うむ。

慣れ親しんだ、使い勝手のいいものを手放すのは相当困難だ。

農家さんに対し、代替案なしに「化学合成薬」の害悪を言い続けるのは、ちょっと酷なきもする。


すいかから夕顔が現れた!!!

接ぎ木苗だったようだ。 台木に使用していた夕顔が伸びてきた。

早く刈り取らないとスイカの成長を妨げるとのこと。

おもしろいから夕顔も育ててかんぴょうにしてやることにした。

しかし、苗も日持ちするように、病気にならないように、いろんなことをしているのだなぁ~とつくづく思う。

当地では5~6年掛けて採取した種を固定種にしていく予定・・・あくまでも予定。