※熱くてすみません…m(_ _)m
開始時間から数分でジノ登場。
ワァッ!とお客さん達の歓声、拍手。
ジノの衣装は、装飾のついた黒いジャケット(布製)、黒いパンツ(皮か布か…)
ステージへの照明はわりと明るく、ジノの顔がはっきりと見える。
私は後方の席だけど、ステージまで10メートル程、この近さが嬉しいやら恥ずかしいやら(汗)
ジノとメンバーの気分も空気もそのままうわっと伝わってきて、
今この小さな空間で彼らと私たち、ともに同じ時間を過ごしているんだ……という実感。
この会場の音響もいいらしく、くっきりと綺麗に響く。
ラッパ(たぶんトランペット)には日本の若い男性が起用されていて、バンドメンバーも比較的若い。
演奏される曲は新しいもの昔のもの、アップテンポにスローナンバーにジャジーなもの、ほどよく織り交ぜて。
観客は長年のファンの方が多いらしく、演奏されるどの曲も知っている様子、
声に出さなくても「あ、この曲は……!」と反応している。
一曲目の「ママ・ココ」には皆さん驚いたようで、
普段はダンディなおじさん達も「ちょ、うそだろおい!?」とびっくりしている空気。
まさかまさかこの曲を生で聴けるなんて!!!(@o@;)
……と私も興奮&歓喜。
あぁ!生きててよかった!(涙)
とくに盛り上がったのはやはりアップテンポとダンサブルな曲。
「ママ・ココ」「ヴィーナス・エンヴィ」「アパルーサ」「ピープルガッタムーヴ」
踊る人は少ないものの(きっと恥ずかしくて)、
拍手や歓声が上がり、皆さん楽しそうに嬉しそうに体を揺らしていた。
そんな観客の気持ちをジノ達もしっかりと受け取り、
すばらしい演奏を投げかけてくる、観客も応える、
そんな目には見えないやりとりがヒシヒシと伝わってくる。
そうだ、ライブってこういうものなんだ。
一方的に演奏して、ただ聴いて、だけじゃない。
一緒になってこの瞬間をつくりあげていくものなんだ、きっと。
あら、「ヴィーナス・エンヴィ」ってこんなにノリやすく踊り向きな曲なのね♪(^▽^*)
と今回はそれも収穫だった。
テンポも体を揺らすのにちょうどいいし(左右に揺れる感じ)、
サビがまた素敵(ここで腕を振り上げる人も多数♪)。
「I Just Wanna Stop」では前方の女性観客をステージに上げてデュエット。
これはちょっと残念。
ジノの歌声でしっかりと聴きたかった……。
「Brother To Brother」は最後の手前で音が止んでしまった。
「あぁここで終わりか……。仕方ないな、ライブだもんね(>_<)」
……と思ったら、そこからまた演奏が始まり、怒涛のラストへ駆け上がっていく。
なんということをしてくれるのジノあなたは!(〃▽〃*)
観客はもう大興奮♪、満面の笑顔で酔いしれています。
とことん最後まで演奏された「Brother To Brother」、
演奏後もしばらく拍手と歓声が止まない。うれしいよね、そりゃ嬉しいよね♪と心のなかで叫んでしまう。
ジノは演奏中ずっとニコニコとご機嫌で、前回のブルーノートの時よりも大きなアクションで踊っていた。
そうだった。 1970年代の映像をみて気づいたのだけど、
この人の踊りには重要な意味があり、指揮も兼ねている。
体ぜんぶ、頭の天辺から指先までも駆使して「音」を表現してる。
だから踊らないわけにはいかないのだ。
(CDレビューで「たぶんジノは踊るのが大好き」とあったけれど、私もそう思う)
もっと派手に、70年代のように踊ってくれてもいいなぁ。
激しく華麗に思いっきり踊ってほしい。ぜひ観たい。
「Brother To Brother」を終えて
盛大な拍手と歓声のなか、ジノ退場。
あぁ、終わってしまった(寂)
誰かが手を叩く。パラパラと数人も手拍子をしだす。
その音はだんだん大きくなり、誰かが「ジノー!」と叫ぶ、口笛を吹く、
やがて会場のすべてが手拍子の音で満ちる。
皆が呼んでいる。ジノを呼んでいる。
そして ジノふたたび登場。わーっと歓声&拍手。
さぁ、アンコールだ。
何をやるのかな? あれかな、やっぱりあれがいいな。あれじゃなきゃイヤ!o(>_<)o
会場いっぱいの拍手が止み、皆が息を呑んでステージを見つめる。
一瞬の静寂。そして……
ジノが手を振り上げ、ドラムの歯切れのいい一音!
わーッ!!と観客の皆さん点火。
「ピープルガッタムーヴ」
これですよこれ。これを待ってたのよ!
皆さん大喜び。あちらこちらで人が立ち上がり、踊りだす。
ねぇ、歳なんて関係ないでしょう、だって楽しいでしょう♪
もう恥ずかしいなんてどうでもいい、踊らずにいられない♪♪
そんな感じで、すべての人が踊っている。立たなくても踊っている。
体を揺らし、腕を振り上げ、手を叩いて、この曲と一体になっている。
13年、そして数十年、
その時間が吹き飛んで、今この瞬間ここでひとつになった。
一瞬と永遠が溶け合い、どこかへ昇っていくかのような。
そんな奇跡のなかへジノも皆も私も溶けていった。
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※雑感
前回の来日から13年も経ち、ジノの年齢もそろそろ60代。
もうかなりのお歳だし前回よりも老けているかもと予想していたら。
……美しい!(@o@;)
時間も年齢もジノには無効なのか、髪も肌も顔つきもとにかく美しい。
1970年代の映像にひとつも負けていない、いや、もしかしたらそれよりも美しいかも。ほんとに驚いた。
背筋がピンと伸びて姿勢もよく、お腹もでていない。
貴公子と称されるのも納得。
ファンの夢をこわさないために、おそらくジノは相当な努力をしているんだろう。
(しょぼくれたり醜く老けたりしたらやはり寂しいもの…)
音楽のみならず容姿でもファンを喜ばせるために。なんという愛だろうか。
踊りはキレのある動きで、
声も、加齢や衰えなどとは無縁の素晴らしい声だった。
(インタビューで「カヤックやヨガ、ジムにも通っているよ」と話していたとおり、
体づくりにも余念がない模様。
すべては音楽のために。ファンのために)
開演前のお客さん達。
中高年の人たちも子供のように目をキラキラさせ、わくわくと開演を待っていたのが印象的。
皆さんほんとうに嬉しそうで、今回の来日がどんなに望まれていたのかが分かり、じ~んと嬉しくなった。
もちろん私も待っていた。もう来日はないかもしれないと思いながら、それでも待っていた。
終演後にサイン会。
CDへのサイン、握手、写真など。
ジノは一人一人に丁寧にやさしくフレンドリーに応えていて、その温かい人柄も含めて皆に愛されているんだなと思った。
ブルーノートの頃までは人柄を知る機会がなくて(その音楽をひたすら聴いて「きっと真摯で素晴らしい人だ」と想像していた)、
でももしも意地悪だったり気難しい人だったらどうしよう^^;と不安になったりもしていた。
ジノがいい人で、そして音楽も素晴らしくてよかった。
※ジノのライブ動画
GINO VANELLI (Live) - I Just Wanna Stop
http://www.youtube.com/watch?v=nklzzOaXetc
Gino Vanelli, People gotta move
http://www.youtube.com/watch?v=8-NIUaASAdM