『万葉集』を読む会が五年目に突入。
開始した当初は十人以上いたような気がするけれど、今の六名になってからはしごく安定している。たまに欠席のひとはいるものの、このメンバーがいるから、きっと最後まで行けるような気がしている。って、まだ半分にもなっていないんだけどね。遅々たる歩みだからこそ、達成したときの感動は凄いだろうな。

きょうは、「もみつ」(紅葉する)の語から、いろんなことを考えた。
そもそも万葉集の時代はもみじは「黄葉」で、かえでなどの赤い「紅葉」はほとんど出てこない。当時は紅葉を愛でるという習慣はまだなくて、「もみつ」は単に木の葉が枯れるさまを言ったようだ。赤い紅葉を愛でることは中国からの伝来。だからそれまでの日本人は美しい紅葉は知らなかった(そこにあったとしても美しいものとしては見えていなかった)、のではないか。
そこから発展して、欧米人には肩凝りがないという話になり(ただの筋肉痛の一種と捉えられている)、それがマッサージとか指圧みたいなものが欧米に流行るようになってから、欧米人にも「肩凝り」が認識されるようになったという話とか。
まあ、紅葉にしても肩凝りにしても、ほんとにそうなのかは誰も確たる検証をしているわけではないのだけれど、勝手にそんな話をしていることが楽しい。

わたしはせっかく予習したレポートをうっかり忘れて(全く違うファイルを持って行ってしまった!)、もう申し訳ないやら悲しいやらだったけれど、、、、

勉強会の前に、ひさしぶりに巣鴨を散策。
とげぬきさんにお参りして、おみくじを引いたら「吉」だった。よきかな。
お昼に「ときわ食堂」でカキフライ定食を食べる。ここは本当においしい。
腹ごなしに猿田彦まで歩いて、途中の海苔屋で一緒にいたまりちゃんが買い物したら、猿田彦御賽銭の5円玉を貰ったり試供品みたいな海苔を貰ったり。
お得感満載な巣鴨でした。