NHK朝の連ドラ「カーネーション」を、ここ数年にない熱心さで見ている。
朝ドラは、<少なくともこの時間までには起きよう自分キャンペーン>のため、けっこう惰性のように見続けてきたのだけれど、「カーネーション」は久しぶりにドラマとしても面白くてはまっている。
泰蔵兄ちゃんを演じていたのが須賀貴匡くんで、彼はわたしが平成ライダーで最も好きな「仮面ライダー龍騎」の龍騎(すなわち主役)だったひとで、主役なのに最終回の一回前に死んでしまうという薄幸のライダーだったんだけど、あらあ、こんなところでいい役貰えてよかったねえと思っていたら早々に戦死してしまった(涙)。
で、最近、周防さん役で出て来た綾野剛がなんだかやたら話題になっているようなので、ずっと彼のことを好きだ好きだと言い続けてきたわたしとしては、ちょっと語りたくなったわけです(誰も求めていないとは思いますが)。

綾野剛くんも、奇遇というかデビューは仮面ライダーだったんですね。2003年の「仮面ライダー555」で、ライダー役ではなくオルフェノクという敵方なんですが、555というのはちょっと複雑な構成だったから単純にショッカーとか怪獣とかそういうのじゃないんです。さすがにこの当時の綾野くんを認識できてはいなかったけど、言われてみればちょっと気持ちの悪いやさおとこ風な彼を思い出すことはできます。

で、ちょっと気になりはじめたのがドラマ「Mother」。あの、話題になった芦田愛菜ちゃんのドラマで、彼女を虐待していた母親の愛人役ですね。次が天海祐希主演のドラマ「GOLD」。武井咲ちゃんのカメラマン役で、このとき初めて綾野剛という名前を知ってググった記憶があります。
そのあと、「セカンドバージン」の鈴木京香の息子役(全身タトゥー)、「ヘブンズフラワー」(川島海荷主演ドラマで、「ボクらの勇気未満都市」を彷彿させるドラマだった)でのシオン役、映画でも「奈緒子」というよくわからない映画(笑)で春馬くんのライバル役だったり、「クローズゼロII」で日傘さしてる弱男子風の不良役やってたりと、着々と脇役路線を順調に(?)歩んでいました。最近ではドラマ「妖怪人間ベム」に犯罪者役で出たりNHKの「開拓者たち」に出たりと、そのたびに「あれ、この顔好きだなあ」と思って名前を調べるといつも綾野剛だった、という感じなんです。

これまで脇役イケメン枠(そんなのあるのか?)で、しかもあんまりいい役ではなかったんで、これは波岡一喜みたいにそこそこドラマ出演の仕事は来るけどあんまり名前を覚えてもらえない役者になってしまうのかと危惧していたところ、「カーネーション」ですよ!

わたしは周防さん初出演のとき、見終わってすぐにビデオを巻き戻し(念のため毎朝録画しています、って HDDレコーダのときは巻き戻すとは言わないのかな)、出演者の名前を確認したですよ。おお、綾野剛キターーーーー!! と大きくガッツポーズしたですよ。
そして回を進むごとに、いつもの間男キャラはどこへやらの爽やかスマイルに、多くの女子が「周防さん」「周防さん」言い始めるのをほくそえんで眺めていたですよ。

今後の「カーネーション」の展開も楽しみですが(朝ドラで不倫ってもしかして初めて?)、綾野くんがちゃんとした主役をはれるような役者になっていくのを見守りたいと思っています。

ちなみにわたしは波岡一喜は映画『パッチギ!』から注目していたし、いまやモテモテの向井リーだって、松潤ドラマ「バンビーノ」の冴えない先輩役のときから目をつけていたんだから!(と、誰に自慢してもしょうのない自慢)。

……という、誰が読んでもだからなんなんだという日記でした。
暇なのか?