とあるサイトより

食べる物を断たれ、水だけを飲んで長期間を生き延びて
生還した人達の例は世界中に数多く報告されています。

生還を果たした人はかなり衰弱はしていても、内臓を
大きく損傷していないので元気をすぐに取り戻すと言います。

一方、断食が癌の治癒に効果があるとの報告や体験談が存在しています。
そのメカニズムを研究者は次のように主張しています。
前頁「癌と断食」に述べた事を要約して再掲します。

 ①「絶食などで極端な環境をつくると、正常細胞はその環境に適応
   するが、癌細胞は混乱して弱体化する」
   (マウス実験論文・米・南カリフォルニア大のバルター・ロンゴ教授)

 ②口からの栄養補給が途絶えると、心臓や肺、脳、腎臓など、
  生命活動に必須の臓器は体内の余剰物を利用しはじめる。
  もともと体内に存在しなかった癌などの病的細胞は、
  健常な臓器を生き永らえさせるための材料として使われる。
   (断食道場「ヒポクラティック・サナトリウム」主宰の石原結實医師)

 ③飢餓動物は脂肪、筋肉を始め各種臓器や組織の細胞が赤血球に
  逆分化する。(千島学説|新生命医学会HPより)
  千島学説によると、口から食いべた物が赤血球になりやがて体細胞に
  もなると主張しています。(食べた物が血となり肉となり骨となる)
  口から食べものが断たれると、癌などの病的細胞や余剰脂肪が
  赤血球に逆分化して不足分を補充すると解釈できそうです。
 ★ネズミの白血球性乳癌細胞が2種類の正常白血球に分化した実験例がある。
  (京大ウイルス研究所の市川康夫助教授の研究)

上の三人の癌が消えていくプロセスの説明に相違は見られるものの、結果は共に
癌細胞を退縮させ治癒に向かっています。

長期遭難者・漂流者の生還と断食による癌消滅。
共通しているのは、飢餓という極限状態です。

この事から我々はなにか学べないだろうか。

水分を断たれない限り、生命維持に必要なエネルギーを不要なもの
(腫瘍・炎症細胞など)、余分なもの(余剰脂肪など)から先に使用されていく。
それらがなくなると、重要な臓器細胞が少しずつ使用されていき、やがて
体の生命機能が果たせなくなると死んでいく。

飢餓は病気を治している!!

病気になると食欲がなくなる。これは、まさに断食しなさいというサイン。
このとき、悪い箇所の病的細胞をエネルギーに利用しようとしている。
口から新たな食べ物を供給して欲しくないので、食欲をなくさせているとも
解釈する事ができます。
病気のことは体に聞け、症状は病気ではなく異変を知らせるサイン。
そのサインには素直に従うべきだと思う。

病気でなくとも、食欲がない時は食べないほうが賢い。
一食くらい抜いてもなんら問題ない。
人間は水だけで一月は生きていけるらしいから。
我慢できなければ、少食にすべき。

癌患者は食欲は普通にある。しかし、考えものかもしれない。
病院では癌患者には高タンパク料理を食べさせるらしい。
私が癌の検査入院した時、同室の癌患者の食事は確かに
普通食であり低カロリーとは言えない内容でした。

「常識」は一度疑って見る事も必要です。
病気や健康、食事に関する常識は特にそうです。

 ★牛は草しか食べないのに、何故、立派な肉や脂肪がつくのか。
 ★食事は1日1食、夜だけ6種類の葉物野菜150gをジューサーで
  青汁にして19年間飲み続けている女性がTVで紹介されていた。
  体はふっくらして健康そう、仕事は普通にしている。
   (これで難病を克服したらしい)

 ★エスキモー人は野菜を全く取らない食生活を長年続けてきた経緯が
  あった。それでも健康をそこなわず長生きしてきた。
  (近年は交易の発達であらゆる食べ物が手に入るらしい)

 これらは栄養学に矛盾している。
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長生きするのは、○○を食べているから、いや、●●を食べるから、
とTVでよく聞く言葉である。長生きは食べ物の種類で決まると決め付ける。

今、長生きしている人は戦前から戦後にかけて生まれた人である。
食べることに事欠く時代を生き抜いて来た人達です。
長生きしているのは、何を食べたからではなく節食した時代が長く
現在もそのような食生活が続いているのではないでしょうか。
もっとも、長寿の条件は食べ物よりも、
性格・ストレス(精神的・肉体的・環境的)の影響の方が大きいと
考えていますが。

「食べないと体をこわすよ!」良く聞くセリフです。
特に母親が子に言います。
大抵こんなセリフを吐くときは、子どもはまだ食べたくないのです。
無理に食べさせ方が健康にはよくないでしょう。体の受け入れ態勢が整って
いないに違いありません。だから食欲が出ないのです。普段の食事量を
見直すべきです。

体の調子が悪い時「食べないと体の回復が遅れる」といわれる。
こちらも良くない忠告と言わねばならない。
食べることよりも、体の修復が優先されねばならない。
体力が戻れば自然と食べたくなるのです。

食べないと体に悪いと思う恐怖が植えつけられている。
食べれば元気になると思っている。
食べれば病気が治ると思っている。

食べると元気が出るのは空腹感が満たされたときだけ。

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野生の動物は食べる量をわきまえるのに、人間はいくらでも
食べたがる。
何故だろうかと考えてみた。
ストレスに満ちているからだ、としか思いつかない。
現代人は交感神経を使い過ぎているのは間違いないだろう。

常に外部からの刺激を受けて脳が休まる時間がないようだ。
食べることは睡眠と同じように副交感神経が高まった状態をつくります。
みんなリラックスしたいのです。だから食べる。

そうして、病気があふれる。
癌を初めとする生活習慣病が増え死んでいく。
戦前は老衰で眠るように亡くなる人が多かったが、今は苦痛を伴いながら
癌で死んでいくのです。(抗癌剤を投与された末期癌患者は苦痛を覚えるが、
無治療放置末期癌患者は苦痛なく眠るように死んで逝くそうです)

飽食の時代と癌の増加は無縁ではないと思う。

食べすぎは、腸内に悪玉菌を増やし、血液を汚し、白血球の
遊走能力を奪い、赤血球の性状を劣化させる。
体は毒素で満ち、解毒のため肝臓を疲弊させあちこちに腫瘍をつくる。

断食がもたらす治癒メカニズムが本当だとすれば、
飢餓と対極にあり、空腹を覚えない今の時代は、体の保全修復能力が
低下しているという事になります。

ストレス解消のために食べると言うことは、実は、体の治癒反応を
阻害している行為と言わねばなりません。
体の治癒効果を高めるのは、食べない事だったのです。

過剰なストレスが血液を汚し癌を生み、そのストレス解消のため食べる。
これでは癌患者が増えて当然なことです。

癌を克服する第一歩は空腹を楽しめるような生活習慣を取り戻すことでは
ないでしょうか。

このような考え方もあります

と言う事で当院ではファスティング(断食)プラン始めます

ご興味のある方はお問い合わせください