あれから年単位が経過。
他の人からすれば、きっかけはたぶん小さな事
と、思う。
思って、忘れるように、気にしないようにしよう、と思う。
思うのに
大事な事はどんどん忘れていくのに
忘れられてもいくのに
小さな、たった一言が頭から
消えない
恐怖とか
無力感とか
小さいけど、心を、頭を、いっぱいに満たす。
とある物語が言外に語っていたのを感じた。
人が、その手に出来る幸せは
とても小さい
小さいから、指の間から滑り落ちていく
小さいから、風に飛ばされて、手の届かない所へ行ってしまう
小さいから、気付かずに見落としてしまう
でも
小さいから
人の小さな手に収まる
その手に握りしめる事が
その胸に抱き抱える事が
出来る
掴めそう、と思えるからこそ
掴もう、と足掻き
手を伸ばす
すがる事の出来る、大きな手は、もうない
希望も、ない
小さな願望すらも、感じない
でも、何だろう、これ
掴めるのかな?
small
小さい。幼い。ささやかな。
