久しぶりに公開初日に映画を見ました。
早く見たかった。
作品はこちら。
「そして父になる」
ある小学校のお受験の面接会場に3人の
親子がいました。
それは野々宮良多(福山雅治)・みどり
(尾野真千子)夫妻と息子の慶多でした
大手建設会社に勤める良多が、慶多の
将来のために苦労は早めにしておく方が
よいと受験。
面接後、良多はそのまま休日出勤する
ほどの仕事人間でした。
会社から都内の高級マンションに帰宅。
みどりが最近たくましくなってきた慶多
を褒めてあげてと話すと、二人して甘や
かしてどうすると、躾けに厳しい良多。
そんな野々宮家に1本の電話が入る。
それは慶多を生んだ病院からでした。
病院に呼ばれ、子どもの取り違えが
あったと告げられます。
DNA鑑定の結果には、
“生物学的に親子ではないと鑑定し、
結論する。”
と書かれていた…
『やっぱり…そういうことか』
憤りを隠せない良多。
「何で気付かなかったんだろう。
私、母親なのに」
自分を責めるみどり。
病院側の仲介により、まずはお互い
親同士が会うことに。
現れたのは、いわゆるまちの電気屋さん
を営む斎木雄大(リリー・フランキー)
・ゆかり(真木よう子)夫婦。
自己紹介もそこそこに持ち寄った写真を
取り出します。
「琉晴です」
『慶多です』
病院側からは
「世間では100%血のつながりを選ん
で交換します。できるだけ早い決断を」
と促されます。
「犬や猫じゃあるまいし…」
雄大がうつむき加減で文句を。
「犬や猫だって無理よ!」
ゆかりが鋭く反応しました。
「それに、そういうことを言い出す前に
おたくら、なにかすることがあるんちゃ
いますか」
雄大が賠償金について匂わせました。
その言葉に良多は、少し不快な表情を
見せます。
病院抜きで両家族が会う約束をし、
その日は別れました。
そこは郊外のショッピングセンター
待ち合わせから少し遅れて斎木家の5人
家族が現れました。
「すんませーん」
と雄大、その後に男の子が
「斎木琉晴です!」
と元気よくあいさつ。
続けて、琉晴の弟と妹もあいさつ。
すると、みどりに促され慶多もあいさつ
「野々宮慶多です」
「はい、こんにちは」
雄大が満面の笑みであいさつを返します
子ども達はあっという間に打ち解けて
遊び始めました。
それを遠目に見ながら、雄大が唐突に
慰謝料の件について口にし始めます。
良多は、大事なのは真相だと主張し、
結局、良多の大学の同期に弁護を依頼
することになりました。
ここまで、どう感じましたか?
世間的には、野々宮家の方が
理想的な家庭に見えますよね。
それでは続きを…
数度の家族間交流を経て、宿泊という
次のステップに進むことに。
週末、土曜日だけ、それぞれの家に
一泊する慶多と琉晴。
子ども達と一緒に遊び、壊れたおもちゃ
も直してしまう雄大。
躾けに厳しく、日曜日も仕事に出かける
良多。
真逆の父のいる家庭を行き来する2人。
それは、再びショッピングセンターで
両家族が集まった時のお互いの会話
が明らかにしています。
「こんなことは言いたかぁないけど、
俺、この半年の“交換お泊まり”で
これまで良多さんが慶多と一緒に
いた時間よりも、長く一緒にいるよ」
『時間だけじゃないと思いますけどね』
「何言ってんの。時間だよ。子どもは
時間」
『僕にしかできない
仕事があるんですよ』
「父親かて取り換えのきかない
仕事やろ」
このやりとりに、全てが詰まっていました。
そして、病院との裁判で、ついに真相が
明らかになります。
それは、元看護士の驚きの告白でした。
「わざとやりました」
当時、再婚により子育てに苦労していた
うっ憤を幸せそうな野々宮家にぶつけて
しまったのだという。
「申し訳ありません」
傍聴席に振り返り深々と頭を下げる姿を
両家とも怒りに満ちた目で見つめます。
病院側が相当不利になったのは言うまで
もありません。
時間をかけ、交流してきた両家族。
もう、結論を出す時期でした。
結局、慶多と琉晴は交換されることに
なります。
交換直前、最後の思い出にと、両家族で
河原にバーベキューに来ていました。
楽しい時間が過ぎ、夕方に。
良多は慶多を呼び、話をしました。
『慶多、向こうのお家に行っても、何も
心配しなくていいからな。琉晴くんの
おじさんもおばさんも、慶多のこと大好
きだって言ってたから…』
すると慶多が言葉をさえぎり、
「パパより?」
良多はうなづき、
『ああ、パパよりも、だ』
慶多は良多を見つめ何も言いません。
この良多の言葉。
どれだけ慶多を傷つけただろうか…
慶多の気持ちを考えると切なくて、
たまらなかった。
本当に良多は、
“できそこないの父”なのである。
始めから分かりきっていたことですが
この交換は、慶多と琉晴の2人には、
とても辛いものになります。
そして、
この交換は、良多にとって自分自身を
見つめ直す機会にもなりました。
果たして、
良多は、父になれるのでしょうか?
結末は、是非、ご自身で!
特に、父になる男性に見てほしい
そんな作品でした。
(女性が見ても素晴らしい作品です)
ご覧になるときは、エンドロールまで
席を立たないでください。
そこに、幸せな音が聞こえてきます。
お聞き逃しなく。
自分が作品で一番気になったのは
携帯電話でした。
良多は、いかにものスマホで仕事の
電話ばかりでした。
雄大は、いまだにガラケーでシール
がたくさん貼られていました。
自分の職場、先輩の携帯電話にも、
ポケモンのシールがベタベタ貼って
あり、どうしたのか聞いたことがある。
いやー子どもに貼られちゃってさー
と困った感じで話す先輩。
しかし、シールを剥がそうとはしない。
いつか、
自分もシールがたくさん貼られた
そんな携帯電話を使いたいと思う。
そんな父になりたい。

