宝塚記念2022
最終追い切り後全頭診断(6/24までの情報含)
■アイアンバローズ
評価A
CWを単走の追い切りで消化。
時計は水準以上の動きで本来の活気を取り戻した。前走は空馬の被害を受けた影響もあって、
レースにならなかったので度外視OK🙆♂️
追い切りだけで買いたいのと、開催2週目にして最終週の前が止まらないバイアスはこの馬にとって好材料が揃った。
この馬に似てる
2018年の宝塚記念勝馬ミッキーロケットを思い出す。人気落ちるなら穴で一考したい。
■アフリカンゴールド
評価C
追い切りはいつも通りの6Fで感触を確かめる程度。
京都記念を先陣切って逃げ切った脚力はフロックではなく、年を重ねても馬体、迫力共に見劣りなし。しかし、今回は逃げ先行に有力勢が揃ってしまったので出番はナシか。
■アリーヴォ
評価A
不良の坂路を駆け抜けて、脚力を強化する内容。促してからの推進力はさらに良化している
印象で、距離が200m延長されるのも問題ない。
ペースがそこまで速くなることは考え難いので
この馬の地力に賭ける。
■ウインマリリン
評価A
先週も好時計マークしており、徐々に復調気配を増している印象。
前肢のコブはさほど関係なくなってきており、
以前は手塚先生も弱音を吐く程の出来の悪さが追い切りから目立った。
しかし、今回の動きからは抜群の体制で挑めることを示唆しているように期待していいだろう。
昨年のオールカマーが100の出来なら今回は90といったところで、適性は十分にある阪神非根幹は◎
■エフフォーリア
評価A
前走はかなりの出来落ちで出走し、大敗。
メンタル面に心配を残す大敗から早熟説が流れていたが、今回の追い切りをみて掌返しする人も多いのではないか?
厩舎が今回ブリンカー装着してから馬の気配がいい時の頃に戻ったとコメントしているのと同様に、鞍上もかなり前向きだ。
実際に最終追い切りでは
6ハロン85.3〜1ハロン11.1と終いには
しっかりと伸びており、前走以上のパフォーマンスは見込める。
ただ、ブリンカーの効果は一度や二度しか無いので今後も馬具を装着して出走するなら少し割引も必要になってくるが、今回は見所◎
■オーソリティ
評価S
今回、最も追い切りがよく見えたのがこの馬。
まずは一週前の動きが素晴らしい。
併せ馬の外から馬也で一気に駆け抜けていき、
6ハロン時計も終い11.7で余力ありの状態。
最終追い切りでは、鞍上が手綱を後ろに引く
アクションを見せながらも力強く反応して
伸びを魅せた。
右回りの競馬場は昨年の天春以来だが、実績だけで軽視は禁物。手前の替え方もハッキリとしており今回、巻き返しが十分にある。
■キングオブコージ
評価C
追い切りは平行線。
中山巧者が阪神で好走するパターンは中々見ないが、前走はウチ前有利な展開でもしっかりと差し足を伸ばしていたところは評価したい。
時計がかかる馬場になれば上位争い候補。
■ギベオン
評価C
この馬なりの形で、時計は平凡な追い切り内容。前走からの上積みは感じないが、今回は逃げ先行共に強敵揃いなので厳しいはず。
自分の競馬をさせてもらえるかが不安。
■グロリアムンディ
評価C
追い切り時計は地味に好時計で消化。
追ってからの推進力はそこまでだが、一杯になりながらもしっかりと脚を伸ばしていた点は評価したい。
■ステイフーリッシュ
評価C
坂路で最終追い切り消化し、
54.0〜12.3で時計は平凡。
阪神得意なステイゴールド産駒でしかも
ラストクロップの馬でもあるので、地力に期待するがこのメンバーでまぎれは正直薄い気がします。むしろドバイ、サウジ、香港のような洋芝の方が合っている印象なので、、、時計がかかる展開ならといったところ。
■タイトルホルダー
評価S
併せ馬の内側でコーナー前からしっかりと追い出しを待ってから直線で併走。
鞍上の指示にしっかりと答えていて、
終いの時計11.3の伸びを魅せた。
この馬はとにかく逃げないと勝てないと言われているが、私はそう思わないのでパンサラッサに先に行かせて二番手で馬群を引っ張る形に持ち込めば馬券内は濃厚な感じがします。
当然相手はさらにレベルが上がっており、
厳しい展開も想定されるが十分に期待できる
一頭。
■デアリングタクト
評価A
前走1年以上の休みを経ての出走で6着。
伸びない最内を走って5着のソングラインと
タイム差もさほどない事からよくやれた内容だった。
追い切りから判断するならまだまだいい頃には
達していないものの、確実に前走以上のパフォーマンスは見込める動きではあった。
屈腱炎を患っていたので、キャリア的に無理な競馬はさせないとおもうが枠的にはしっかりと脚が溜まるので直線は期待したい。
■ディープボンド
評価A
最終追い切りは単走で消化。
フォームはしっかりとしており伸びも良い。
距離は短縮の一戦になるが問題はなく、
枠で痛いところを引いてしまったがスタートから1コーナーまでの距離が長いので絶好なポジション取りを期待。
G1で2着が3度ある実績からここでも当然上位争いの一頭で間違いない。
■パンサラッサ
評価A
最終追い切りは鞍上の指示に素早く反応し、ピッチ走法で坂路を駆け上がってきた。
時計も良く、前走からの上積みも感じられる内容。この馬は逃げるしか手がないのでもちろん逃げの手に出るが、いつも終いの1ハロンでは13秒前後のラップになるほど失速する為やはり距離が鍵になる。
それでも、ドバイターフは唯一前残りをみせた素晴らしい内容だったと思う。
■ヒシイグアス
評価A
海外帰りにもかかわらず、前走は4角外を回してアリーヴォに外へ寄られる不利を受けながらも直線は伸びてきてた。
中山巧者ではあるがこの馬に関しては、初の阪神であれだけのパフォーマンスを出せたことから今回も上位争いに加わってもいい馬だと思う。
追い切りではパッとしないところが多いが、
それでも最終追い切りでは長めに追われて終いも11秒台とタイムも上々なので体調の良さは引き続き感じられる。
レーンも最後のG1なので気合は入れているだろうし、また宝塚記念でハーツ×レーンの
リスグラマジック🐿魅せてほしい。
■ポタジェ
評価B
大阪杯では人気薄ながら好走と元々阪神での実績を保ちつつ勝ち取った勝利。
この馬は追い出してからのエンジンが遅いので
直線長いコースの方が向いており、次に狙いたいのは天皇賞秋の方。
元々、大阪杯や天秋はディープ×ヴァイスリ系の配合が走りやすい傾向にあることから前走は好走できた可能性も高く、今回は多少の割引が必要。
■マイネルファンロン
評価C
この馬の好走条件が外枠で揉まれない競馬だが、今回はなんとも言えない枠に入ってしまい評価を下げた。
前述したが、宝塚記念において
ステイゴールド系はオルフェやゴルシが
連覇していたりする好走舞台なので軽視は禁物。おそらく下げてロンスパ競馬するだろう。
■メロディーレーン
評価B
前走以上に追い切りが動けていたこの馬にも
今回は少しだけ期待したい。
牝馬限定に出走しないで、常に牡馬の一戦級メンバーとやりあって結果は出せていないものの頑張りは評価したい。
敗因の一因としてもあるのは斤量だが、
それでも前走は17頭中9着まで押し上げてきており、徐々に変身を魅せているのでヒモまでなら入れたい。