各新聞社の世論調査で岸田文雄首相の内閣支持率の低迷が続いて、ボーダーラインという３０㌫を下回る数字が常態化して、末期症状をきたしています。

そんな中、まだ様子見の感じで本格化はしていませんが、次の首相候補者の名前が取りざたされる記事が多くなりました。

次の首相にふさわしい人の世論調査では、岸田首相や茂木敏光幹事長ら党内有力者を差し置いて、石破茂、河野太郎、小泉進次郎の「小石河連合」が上位を独占していますが、最近頓に増えたのが女性外相として活躍する上川陽子大臣です。

（上川陽子の似顔絵）

女性という事が最大の売りですが、他の人にはない清潔感と新鮮味が感じられるのが強みです。

自民党は派閥の裏金問題で味噌をつけ、このままでは次の選挙で大敗する可能性が高まり、政権を担い続けるには刷新感を出す必要があり最適の候補と期待されています。

当選７回で７０歳という年齢を考えると、千載一遇のこの機を逃すと次は無いことは、本人が一番わかっており、最初にして最後のチャンスと言えるでしょう。

麻生太郎氏の上川氏を新しいスターにしたいがための売り込み口上で、つい口が滑った失言がありましが、その失言を受け流す度量の広さを世間はよく見ています。

今の時代この種の暴言には目の色を変えて反論すべきという大方のコメンテータと距離を置いている姿が、日本の美徳に見え、これがプラスに働くことはハッキリしています。

特別の主張がないだけに、政治意識の高い人からは疎んじられることは考えられますが、目先を変える自民党の得意技のワンポイントリリーフで担ぎ上げには、上川氏ほどピッタリの人材はいないという気がします。

「俺が！私が！」のようなタイプが立候補するのはこの際ご法度で、こんな日本のお母さんみたいん人が、一時的にせよ一服の清涼剤になることに意味がある気がします。

その後はまた、日本を変革したいという「小石河連合」のような政治家が競うという本来の姿に戻ることが、自民党だけでなく日本にとってベストで、自民党内でも雪崩を打って、擁立に走ることが起こりそうです。

　　　　　　　　　　　　似顔絵エンピツしんちゃん

ポスト岸田は上川陽子大臣がベスト