『猫のお告げは樹の下で』を読みました。
物語の舞台は、猫が落としていく葉っぱに“お告げ”の言葉が記されているという、不思議な樹の下。
登場人物たちはその葉っぱをきっかけに、思い悩んでいたことや立ち止まっていた気持ちを前に進めていきます。
読み進める中で、『お探し物は図書室まで』の司書・姫野さゆりの若い頃や、『木曜日にはココアを』に登場した輝也さんなど、他作品の人物が自然に現れる場面もあり、青山美智子さんらしい“作品を超えたゆるやかな繋がり”を感じました。
自分自身にお告げが訪れるかは分かりませんが、実は今の自分が恵まれた環境にいて、挑戦するチャンスがあることに改めて気付かされました。
それなのに、環境に慣れ、甘えて、勝手にマイナスに捉えていた部分があったと反省。
きっかけは待つものではなく、自分で作れる――そう背中を押してくれるような作品でした。
